映像だけじゃなくって
やっぱりキャラがよくないとね。
「ドクター・ストレンジ」72点★★★★
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スティーヴン・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は
“神の手”を持つ天才医師。
上から目線で、常にゴーマン。
鼻持ちならないけれど、誰もが「パーフェクト」と認めていた。
だがある夜、彼は交通事故を起こし
外科医として致命的な傷を負ってしまう。
「なんとか、自分の腕を取り戻したい」――
カトマンズの謎の治療施設の噂を聞いた彼は、
そこで指導者(ディルダ・スゥイントン)に出会うが――?!
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ベネディクト・カンバーバッチが
「アベンジャーズ」のマーベル・スタジオ作品に参戦!
まず映像、すんごいので
IMAXでぜひ!とオススメしたいです。
イメージは「インセプション」に近くて
天地や時空を歪ませた、エッシャーのだまし絵のようでもあり。
最新&最先端のセンス、という気がします。
しかし映像だけだとあくびも出ちゃうもんですが
キャラ作りがうまいんですねえ。
四角い印象で、善悪関係なく
「ちょっとおかしな人」なイメージの(失礼やな。笑)カンバーバッチならではの
キャラが存分に生かされていて
天才外科医だったゴーマン男が魔術の世界へ――?という
ぶっ飛んでる?な展開でも
なんだか、自然にスイスイ見てしまうし
しかも
ちょこちょこ笑えちゃうんですよね。
CMでも使われてたけど
どん底なドクター・ストレンジが最初にカトマンズの“治療施設”を訪れて
泊まる部屋でメモを渡されて
真剣な顔で
「これは、なんの呪文?」と聞くと、先輩が
「いや、Wi-Fiのパスワードだけど」とか(笑)
彼を助けることになる
“意思を持ったマント”とのやりとりも笑えました。
そうそう、見ていただけるとわかると思うけど
「ハウル」っぽいシーンもあるんですよ。
彼の参加で
「もうそろそろ、“アベンジャーズ”も卒業かなあ」と思っていた層を
確実に引き戻したと思います。
うまいなあ、マーベル。
★1/27(金)から全国で公開。
「ドクター・ストレンジ」公式サイト