フランス人って、ほんとによくしゃべるわなあ、と(苦笑)
「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲」68点★★★☆
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映画音楽作曲家として成功を収めている
アントワーヌ(ジャン・デュジャルダン)は
ボリウッド版「ロミオとジュリエット」の製作のため
インドに招かれる。
着いた早々の晩餐会で
彼はフランス大使の妻アンヌ(エルザ・ジルベルスタイン)と出会う。
初めは衝突していた二人だが
次第に意気投合。
そしてアントワーヌはアンヌのある旅に
同行することになり――?
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「男と女」(1966年)から50年(!)
クロード・ルルーシュ監督×フランシス・レイ音楽が再タッグした
新たな男と女の物語です。
監督は75歳でインドに行き、
その土地に魅了されたそうで
インドの魅力がたっぷり詰まってるし
若々しさにびっくりするし
特に後半~クライマックスは大人な展開でいい。
しかし、ともかく導入部分、
男女の出会いのところにまったくときめかず
ちょっとハマれなかったんですよ(笑)
「アーティスト」のジャン・デュジャルダンと
「ずっとあなたを愛してる」のエルザ・ジルベルスタインと
役者もいいんですが
初っぱなから攻撃的なおしゃべりを繰り出す二人が
意気投合していくように全然思えなくて、
「男と女――え?この二人の話なの?」と笑ってしまった。
しかも突然過去のシーンになったり、
夢シーンがはさまるので、
慣れるまで見づらかったのもある。
ただ、
音楽はさすがだし、
アンナが会いに行く聖者アンマ、も本人出演。
このアンマさんの大きさ、包容力は
見るだけでヒーリング効果があり、なんか涙がポロッとしました。
★9/3(土)からBunkamura ル・シネマほか全国順次公開。
「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲」公式サイト