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ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

海街diary

2015-06-07 22:53:00 | あ行

多くても年に1回しか映画を観に行かない人が
「観に行きたい」と言った!(マジです。笑)


映画「海街diary」72点★★★★


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鎌倉に住む三姉妹、
幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)のもとに
父の訃報が届く。

15年前に出ていった父は
三度目の結婚をしたのちに、山形の温泉地で亡くなっていた。

葬儀に出向いた三姉妹は
そこで父の二度目の結婚でできた
腹違いの妹・すず(広瀬すず)と出会う。

すずの状況を知った三姉妹は
思わずすずに
「鎌倉で暮らさない?」と言うのだった――。


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吉田秋生原作の人気コミックを
是枝裕和監督が映画化。


原作ファンとしてはまず
ファーストシーンから
セリフも展開もかなり漫画どおりなことにびっくりした。

それでも
ハイキーの明るい映像で綴られる
鎌倉の風景も四姉妹の昭和ホームドラマな感じも
穏やかで優しくて、見ていて本当に気持ちがよい。

まあ
最初はあまりにマンガの順序通りにいくので
原作エピソードの「ここを落としたのか」ばかりが
気になってしまったりもしたんですが

逆に拾われたエピソードから
監督が描きたかったものが、しっかり立ち現れてくるんですね。

それはどれも
「家」や「家族」に帰結するものなんだな、と。

特に
すずが三姉妹に馴染んでいく様子と
三姉妹がすずを受け入れて行く様子、が
丁寧に描かれていると思う。


是枝監督は原作を読んで
即映画化を考えたほどのファンだそうで

これは推測なんだけど

例えばワシにはそもそもの話の発端、
鎌倉の三姉妹がそれまで会ったこともなく
半分しか血の繋がらない、まして姉妹を裏切った父の子である
腹違いの妹すずを引き取るという心境は
すんなり腑に落ちたけど

男性である監督には
そこにワンクッションあったのかなあとも感じた。
だからこそ、そこを描き込もうと思ったのかなあと。

まあ、勝手な想像ですけどね(笑)。


発表されたときには
「ええ??」と思った三姉妹キャストも
みなそれぞれハマったのはさすがでした。

なかでもチカちゃん役の夏帆さんが
すごくナチュラルで惚れる(笑)
あと店長も抜群(笑)


★6/13(土)から全国で公開。

「海街diary」公式サイト
コメント (4)
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