思い出すのは
主人公がMacを立ち上げるあの音ばかり。
ジャーーン!(笑)
「ドン・ジョン」66点★★★
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マッチョで甘いマスクの
ジョン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は
女性にモテモテ。
夜な夜なクラブでナンパしては
美女をお持ち帰りしている。
だが彼自身は、
どんな女性にも満足できないという
悩みを抱えていた。
あるとき、彼はクラブで
ゴージャスな美女(スカーレット・ヨハンソン)に出会う。
彼女と付き合い始めた彼だったが――?!
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ワシのご贔屓
ジョセフ・ゴードン=レヴィットの
監督&脚本デビュー作。
レヴィットがマッチョでナンパ好き、いかにも~な“男”を
スカヨハが自分のエロさを武器にできる「女子力、高っ!」な“女”を
型どおりに演じながら
「本当の愛とは何か?」を描く、というもの。
と、
テーマはまともなんだけれど、
どうにも戯画というか、コミカルというか(笑)
そこここにありそうな
フツーの恋愛話というか。
まず
なんでこの題材を描こうと思ったのか
レヴィットさんにメチャクチャ聞いてみたい(笑)
なんつうか、もっと“アート志向”な人なのかなあと思ってたんで
裏の裏をかいて、表な感じ?(笑)
主人公もヒロインも
いかにも現代的な「自分第一」人間であり
付き合う相手に
「自分好みになってほしい」と(潜在的にでも)願っていて
そのことが
恋愛をうまくいかなくしている……って話。
まあ、そのとおりでしょうけどね(笑)
自分しか見えていない若者の
その象徴として、ドン・ジョンが夢中になる
ネットポルノとかがあるんでしょうかね。
まあ最終的に
主人公の「愛探しの旅」は
意外に深淵なところまで行くことは行くんですが
ラストはちょっと放っぽり出した感じ、しないかい?(笑)
でも、レヴィットさんには
今後も注目していきますよー。
★3/15(土)から全国で公開。
「ドン・ジョン」公式サイト