うちの親にも、これをやっていただきたい。
てか、ワシもやるべきか(苦笑)。
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「僕がジョンと呼ばれるまで」67点★★★
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アメリカ・オハイオ州の老人ホームで
認知症の患者たちに半年間、
脳のエクササイズとなる「学習療法」をさせてみたら……?
というドキュメンタリー映画。
製作は20年来、認知症問題を追いかけている
仙台放送で
監督、プロデューサーもみな日本人。
スタッフのジョン青年の目をとおして
取り組みを追うという構成で
ドキュメンタリーとしてはわりに普通なのだけど
使われているのが日本製の教材というので
「へえ~」と思って見てた。
そしたら、
なんと「脳トレ」の川島隆太教授が考案した学習方法だそう。
スタッフと向き合って
読み書きや、簡単な計算をする方法なんだけど
これがなかなか効果的で驚きました。
ワシも一時期「脳トレ」やってましたんで
“繰り返し”によってゲームのコツを掴むというか、
学習の向上があるのは理解しているのですが
それを踏まえても
以前は会話も成り立たなかったお年寄りが
トレーニングによってだんだん明るくなったり
会話できるようになっていく様子には驚きました。
まあ「脳トレ」と同じく
半年でなく、継続が必要だとは思いますが。
入居しているお年寄りの家族のインタビューもあり
「以前とは変わってしまう親」を見ることが
どんなにつらいか、が染みました。
日本ではどうしても“治療薬”という方向にばかり行っていて
こうしたトレーニングなどが
治療として認められるのは難しいらしい。
だからアメリカでやったんですね。
聞くところによると、公文も関わっており、
日本でも、各地域などで自主的な取り組みはあるらしい。
やったほうが、よさそうです。自分も。
★3/1(土)から全国順次公開。
「僕がジョンと呼ばれるまで」公式サイト