ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

アデル ファラオと復活の秘薬

2010-06-14 00:24:58 | あ行
リュック・ベッソン監督の最新作です。

「アデル」54点★☆


ときは1911年、パリ。
世界の謎を追うジャーナリストのアデル(ルイーズ・ブルゴワン)は
古代エジプトの秘宝「復活の秘薬」を追って
王家の谷に向かっていた。


同じころパリでは
謎の巨大怪鳥が現れる事件が発生。


「復活の秘薬」と「怪鳥事件」の
意外な共通点に気づいたアデルは
ルーブル美術館へ飛ぶ。

事件を担当する警部(ジル・ルルーシュ)や
アデルの宿敵(マチュー・アマルリック)も巻き込んでの
追跡が始まった――!


アドベンチャーというよりは
どこか
警部と助手のずっこけやりとり、みたいな
昔のコメディっぽいノリが印象的。


男まさりな主人公アデルも
相当にざっくり&さっぱりしたキャラクターでいい感じだし
(「もうウンザリだわ」って芝居がうまいね。日本でいえば米倉涼子?)

悪くはないんです。


でもねー
期待したよりも
お話がちっちゃいんですよねー。


ファラオの墓とか
インディ・ジョーンズ的展開はちょっとだけで

あとの舞台はアデルの部屋だったり
パリ市内や公園だったり。


そもそも冒険の動機が
かなり個人的で、ちっちゃいし。


“アドベンチャー”というには
ワンルームサイズのスケールでしたが

キャラクターは悪くないし
フランスの人気コミックシリーズが
原作ということだし

もっともっと膨らませて
第2弾、ということでいかがでしょうか、監督。


★7/3から丸の内ピカデリー1ほか全国で公開。

「アデル ファラオと復活の秘薬」公式サイト
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする