英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『警視庁捜査一課9係 season 7』 第2話「殺人陶器」

2012-07-13 23:13:50 | ドラマ・映画
 9係の面々、つまり加納・浅輪組、青柳・矢沢組、村瀬・小宮山組が思い思いに捜査するので、散漫さがあり、理解が捜査に追い付けない面があるが、これがこのドラマの味なので、文句はない。
 仲が悪いようで、お互いが信頼しており、息が合わないようでぴったり合っている掛け合いは心地よささえ感じる。

 それぞれが独自の見立てで捜査していくのだが、加納が現場の状況を常人では見逃してしまうような事象をも深く鋭く見つめ、分析していく。その推理には、「なるほど、鋭いなあ」と思わせられる。
 しかし、時には、その推理が加納の洞察力を際立たせようとし過ぎて、無理を感じることもある。今回はそういった勇み足を感じてしまった。

①アイスコーヒーの氷に使用した陶器を、そのまま空のまま冷蔵庫(冷凍庫)に戻すのは不自然。しかも、加納が見つけた時、他の陶器の水も凍っていなかったように見えたが……。

②炭酸バリウムが入っている容器が、最近動かされた痕跡があると、加納が分析したが、誇りの積もり方がドラマでは左の図のような状態だった。しかし、よく考えると、右の図のようになっていないとおかしい。



【ストーリー】(番組サイトより)
 今は亡き陶芸家・斎藤茂三郎(河原さぶ)の作品を扱うことで成功を収めていた会社社長・松岡(本城丸裕)の遺体が社長室で発見された。何者かにナイフのようなもので襲われたようだが、その割に出血が少ない。
 秘書の徹子(馬渕英俚可)によると、聡子(麻乃佳世)という社員が出社していないようだという。青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は、聡子の自宅を訪ねようとした途上、自殺しようとした聡子を救出。その聡子はあっさり犯行を自供する。

 青柳らの聴取に聡子は、松岡と付き合っていたが、離婚してくれない松岡に遊ばれたと思い、社長を殺し自分も死ぬつもりだったという。事件解決か、と思われたが、真澄(原沙知絵)の解剖の結果、松岡の死因は窒息死、もしくは毒物による中毒死であることが判明。ということは、聡子は犯人ではないということになる。現場にこぼれていたコーヒーから毒物の炭酸バリウムが
検出されたことから、松岡は毒殺されたことになる。(この辺り、文章が変)
 倫太郎(渡瀬恒彦)と直樹(井ノ原快彦)は、松岡の死が茂三郎の死と関係があると直感。茂三郎の死について改めて調べるのだが……

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