英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「太平洋側大雪?予報」外れについて

2015-02-06 09:30:22 | 気象
 気象庁は「5日から6日早朝にかけて、関東地方積雪」予報で騒いでいたが、アメダスデータで観る限り、都心はおろか宇都宮や前橋あたりでも積雪ゼロで、奥日光でようやく5㎝という「空振り」と言ってもいい状況だった。(関東地方は積雪を観測するアメダス地点が少ないので、細かな地域状況はつかめていません)

 昨日、午前中、八王子付近では「みぞれから大粒の雪に変わった」と張り切ってレポートしていたが、画面を見る限り、水雪(解けかけた雪)であった。もちろん、この後気温が下がれば積もるような雪に変化する余地もあるし、この段階では、予報通りの展開とも言えた。
 さらに、山口県や九州、四国など西日本各地に降雪。午後7時のニュースでは御殿場市(静岡県)、山梨県富士吉田市の降雪の映像と「昼過ぎに東京多摩西部で約5㎝、午後5時で山梨県富士河口湖町22㎝、長野県諏訪市3㎝」と報じられていた。
 その他注目すべきは、山陰沖に寒気を伴った低気圧(寒冷禍)があり、これが5日夜から6日未明にかけて関東地方を通過すると見られていた。今回、南岸低気圧が過ぎ去っても(5日夕方)、降雪予報が出ていたのはこのためだった。

 ところが、上空の寒気が予想より1℃程度高く、南岸低気圧も予想より発達せず、更に南寄りに通過したため、寒気の引き込みも弱く、雨雲(雪雲)も陸地にほとんどかからずに過ぎ去ってしまった。
 東海地方も静岡県西部では降雪があったものの、名古屋付近では雪がちらつく程度、関東平野でもほとんどの地区で積雪はなかった模様(アメダスデータでは積雪値は分かるが、降雨(降雪)値は、降雨・降雪の区別がつかない)。観測地点・東京都内の降雨(雪)量を見ると、1時間に1mm程度が数時間程度で、雪が降ったとしても積雪には至らなかったようだ。
 また、期待?した寒冷禍による6日未明の降雪もなかった。寒冷禍はまず本体が山陰に上陸し拡散、また、一部が本体から千切れ、若狭湾から琵琶湖方面に進んだが、これも拡散してしまったようだ。
 福井県の平野部に関しては5㎝程度の雪が見込まれていたが、田んぼや芝生がうっすら白くなる程度(アメダスの積雪データは0㎝)であった。


 NHKや民放の各気象予報士は、「予想が難しい」と前置きしながらも、かなり自信に満ちた様子で各地の時間ごとの降雪予報状況を解説していたが………

 『とくダネ!』の「アマタツ」こと天達武史氏は、小倉さんに厳しく追及されていた。

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