英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

刑事ゼロ 第4話

2019-02-01 19:53:55 | ドラマ・映画
凄い技術だね
①年齢や性別の認証・区別
 “顔認証”は対象がその人物であるかどうかを判定するが、判定基準がはっきりしている。
 しかし、「30代女性かどうか?」なんて個人差があるし、多人数に対して瞬時に判断するのは相当困難であろう
②対象条件に合致する人物の透明化
 「対象者の動きに合わせて背景を重ねる」という手法らしいが、相当な演算処理能力が必要

 その技術などの凄さの割には、必需性は低そう。つまり、無駄なことに無駄なパワーを使っているような気がする……
 あっ、元日の『芸能人、格付けチェック』に役立ちそう。でも、『格付けチェック』には現状で間に合っているか。

……技術的なことはさておき、その技術を利用すると“透明人間の犯罪”となる発想は面白い

 真相解明に至る思考も面白かった
 “透明人間の窃盗の犯人は中学生のハッカーだった。
 しかし、苦労して盗んだ金の延べ棒を再び持ってきて、凶器として使うというのは不合理。さらに、延べ棒の隠し方も不用意で不自然だった。
 それらの点から、中学生ハッカーは延べ棒窃盗と店長殺害の犯人ではない
      ↓
 しかし、防犯カメラの映像を復元した映像には中学生ハッカーが映っていた
 映像を改ざんしたのは……
 さらに、犯行の目的が≪延べ棒を盗むこと≫ではなく、≪近海を盗まれたという事実≫だったのでは。
      ↓
 真犯人をあぶりだす為の再現実験の際、解析ソフトで姿を消す対象を「50代男性以外」と設定させ、その後、映像解析ソフト開発者の北浦菜月(西原亜希)に消した姿を復元させた
      ↓
 復元させた映像には中学生ハッカーが映っていた。
 しかし、実際に犯人役を演じたのは智佳(瀧本美織)だった
      ↓
 菜月が復元の際、細工した“でっちあげ”だった


【疑問、感想など】
①中学生ハッカーは、カードだけが窃盗の対象だったのに、なぜ、店内を(延べ棒を含めて)荒らしたのだろうか?(店長に恨みを抱いていたと考えれば、説明はつくかも)
②菜月は、≪店内が荒らされた≫という事実で満足すればよかったのに(まあ、500万円相当の金の延べ棒が盗まれた場合は、重要案件となるけれど)
③最初の捜査会議で、
「あっ、あのカラフル美人、私じゃない?」(背川鑑識官・猫背椿)
「美人じゃないけど、瀬川さんです」(内海刑事・横山だいすけ)
ぼかっ!痛っ!
 その後、ひやかしの不必要な客と認定され、映像から姿を排除されてしまった(笑)
④サイバー犯罪対策室の主任・但馬正樹(野間口徹)は冷静で切れる人物。多少、やり過ぎのきらいがあるが、3年前の事件で、時矢(沢村一樹)に恨みを持つとは思えない


【ストーリー】番組サイトより
 深夜、京都市内の中古品買取店で、時価500万円の純金の延べ棒が盗まれる事件が起きた。事件当夜、偶然店の前を通りかかり、怪しい男を見かけた時矢暦彦(沢村一樹)は捜査の行方が気にかかる。
 店長・高沢真浩(弓削智久)から防犯カメラが作動していたことを聞き、時矢も佐相智佳(瀧本美織)も安心するが、そこへ現れたのはサイバー犯罪対策室の主任・但馬正樹(野間口徹)。但馬は、時矢たちにこれは単純な窃盗事件ではない、と言い放つ。
 但馬にうながされ、防犯カメラ映像を確認すると、金の延べ棒が空中を浮遊して画面から消える映像が残されていた。まさに“透明人間”の犯行のように見える映像に、時矢と智佳は驚くばかり。実は、この店が警備会社から導入している防犯カメラは、年齢や性別などの条件を設定すれば、その条件に合致する客を映像から消すことが可能なものだった。つまり犯人は警備会社のシステムに外部からハッキングし、自らが映らないように条件を設定。同時に通用口のロックや非常ベルを解除して店内に入り、堂々と延べ棒を盗み出したのだ。但馬は前代未聞のハッキングによるサイバー犯罪と位置づけ、13係も捜査に参加することになった。
 この防犯カメラ映像解析ソフトの開発者でもある警備会社社員・北浦菜月(西原亜希)も全面協力を申し出るが、その矢先、店で高沢が殺害される事態が発生して…!? また、時矢はまったく覚えていなかったが、3年前、一時だけ13係で時矢とコンビを組んでいた但馬は、なぜか時矢に強い恨みを持っているようで…!?

ゲスト:野間口徹 西原亜希 田中偉登 弓削智久

脚本:戸田山雅司
監督:田村直己

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