『とと姉ちゃん』に限らず、連続テレビ小説はほとんど観ていません。時間的に、と言うより、録画すれば可能ですが、物理的時間の余裕がなく、観てしまうと、ブログに書きたくなってしまうので。
それでも、「商品試験」に纏わるエピソードが興味深かったので、つい観てしまいました。
『あなたの暮らし』の理念は「あなたの暮しに寄り添う」であるようで、そのため、広告で収入を得ない。スポンサーに気を使うこととなり、庶民目線の公正な視点と成り得ないからである(たまたま、そのシーンを視聴)。
商品試験実施の際も、すべて自己資金で行う。試験する商品と関係のない善意の提供も受けないという徹底ぶり(将来、試験する際に関わってくることや、間接的なしがらみがあるかもしれない)。で、この回もたまたま視聴。公開商品試験での3~4話を視聴した他は、3話ぐらいしか観ていないので、偶然にしては出来すぎで、これは≪「公開商品試験」を観て、記事を書け≫という見えない意思が働いているのかもしれない(←うぬぼれ)。
とにかく、崇高な理念と強い意志で、公正かつ厳正なテストと検証で、世間からの信頼も高かったようだ。
となると、「商品試験」での評価が、商品の売れ行きに影響を持つこととなり、その被害者のアカバネ電機製造との確執が生じた(もちろん、粗悪品を製造販売したアカバネの自業自得)。
買収、嫌がらせ、そして、週刊誌を利用して『あなたの暮らし』への中傷記事へとエスカレート。それを、新聞社が取り上げ、『あなたの暮らし』への信頼も陰りが見え始めたらしい。(商品試験開始から新聞社介入までは、ほとんど観ていません)
公開商品試験では、各メーカーが独自で行う商品テストを披露(資料と口頭での説明)し、『あなたの暮らし』の商品試験ではどのように行われているかを検証。公開試験の目的は、『あなたの暮らし』が公正なものかを検証するものだったが、ドラマ的には≪『あなたの暮らし』対『アカバネ電機製造』≫の図式でもあった。
おおよその流れは、各メーカーも厳しい耐久テストや検証作業を行っていたが、「机上の理論や実験室での検証」の枠内で、消費者目線での実践的検証には至っておらず、『あなたの暮らし』に懐疑的だった担当新聞記者も考えを改めるべきだと感じたようで、無茶な反論をするアカバネ社長に対しても、『あなたの暮らし』を支持する発言をした。
アカバネも耐久テストは行っていたが、おざなり的なもので、低価格戦略での低質な製品ゆえ、『あなたの暮らし』の商品試験での粗悪品紹介の対象となってしまう。
窮地に立ったアカバネ社長が開き直り、「低価格を望む消費者の要望を叶え、安価で製品を提供するのが何が悪いんだ。良いものが欲しいのなら金を出せ。安いものを選んだ消費者の責任だ」(←意訳)と主張する。
これに対しヒロイン・常子(高畑充希)は「主婦を家事から解放する電化製品は“ささやかな幸せ”だ。そのささやかな幸せも壊すことは許さない」(意訳)と反論
また、編集長・花山(唐沢寿明)も「低価格でも安全性に問題があるのは論外」と糾弾。
さらに、花山がネジの偽装を立証した(鉄のネジをメッキし真鋳製に見せかけた。鉄は錆びやすく、錆びた鉄は伝導率が高くなり発火の原因となる)。
ネジの偽装については、アカバネ社長は知らず、技術部長を怒鳴る。技術部長は「低コストの社長の厳命に従っただけだ」と主張。責任のなすり合い後、アカバネ一派は退場。
『あなたの暮らし』の商品試験が、アカバネの偽装を見つけ出し、その厳正さを立証した。
最後に決定的物証を示し、とどめを刺すという“サスペンスドラマ”のような決着で面白かったが、常子の≪庶民の“ささやかな願い”を守りたい≫という思いがアカバネ社長に通じ、アカバネ社長が改心するという展開にならなかったのは、個人的には不満だった。
それでも、「商品試験」に纏わるエピソードが興味深かったので、つい観てしまいました。
『あなたの暮らし』の理念は「あなたの暮しに寄り添う」であるようで、そのため、広告で収入を得ない。スポンサーに気を使うこととなり、庶民目線の公正な視点と成り得ないからである(たまたま、そのシーンを視聴)。
商品試験実施の際も、すべて自己資金で行う。試験する商品と関係のない善意の提供も受けないという徹底ぶり(将来、試験する際に関わってくることや、間接的なしがらみがあるかもしれない)。で、この回もたまたま視聴。公開商品試験での3~4話を視聴した他は、3話ぐらいしか観ていないので、偶然にしては出来すぎで、これは≪「公開商品試験」を観て、記事を書け≫という見えない意思が働いているのかもしれない(←うぬぼれ)。
とにかく、崇高な理念と強い意志で、公正かつ厳正なテストと検証で、世間からの信頼も高かったようだ。
となると、「商品試験」での評価が、商品の売れ行きに影響を持つこととなり、その被害者のアカバネ電機製造との確執が生じた(もちろん、粗悪品を製造販売したアカバネの自業自得)。
買収、嫌がらせ、そして、週刊誌を利用して『あなたの暮らし』への中傷記事へとエスカレート。それを、新聞社が取り上げ、『あなたの暮らし』への信頼も陰りが見え始めたらしい。(商品試験開始から新聞社介入までは、ほとんど観ていません)
公開商品試験では、各メーカーが独自で行う商品テストを披露(資料と口頭での説明)し、『あなたの暮らし』の商品試験ではどのように行われているかを検証。公開試験の目的は、『あなたの暮らし』が公正なものかを検証するものだったが、ドラマ的には≪『あなたの暮らし』対『アカバネ電機製造』≫の図式でもあった。
おおよその流れは、各メーカーも厳しい耐久テストや検証作業を行っていたが、「机上の理論や実験室での検証」の枠内で、消費者目線での実践的検証には至っておらず、『あなたの暮らし』に懐疑的だった担当新聞記者も考えを改めるべきだと感じたようで、無茶な反論をするアカバネ社長に対しても、『あなたの暮らし』を支持する発言をした。
アカバネも耐久テストは行っていたが、おざなり的なもので、低価格戦略での低質な製品ゆえ、『あなたの暮らし』の商品試験での粗悪品紹介の対象となってしまう。
窮地に立ったアカバネ社長が開き直り、「低価格を望む消費者の要望を叶え、安価で製品を提供するのが何が悪いんだ。良いものが欲しいのなら金を出せ。安いものを選んだ消費者の責任だ」(←意訳)と主張する。
これに対しヒロイン・常子(高畑充希)は「主婦を家事から解放する電化製品は“ささやかな幸せ”だ。そのささやかな幸せも壊すことは許さない」(意訳)と反論
また、編集長・花山(唐沢寿明)も「低価格でも安全性に問題があるのは論外」と糾弾。
さらに、花山がネジの偽装を立証した(鉄のネジをメッキし真鋳製に見せかけた。鉄は錆びやすく、錆びた鉄は伝導率が高くなり発火の原因となる)。
ネジの偽装については、アカバネ社長は知らず、技術部長を怒鳴る。技術部長は「低コストの社長の厳命に従っただけだ」と主張。責任のなすり合い後、アカバネ一派は退場。
『あなたの暮らし』の商品試験が、アカバネの偽装を見つけ出し、その厳正さを立証した。
最後に決定的物証を示し、とどめを刺すという“サスペンスドラマ”のような決着で面白かったが、常子の≪庶民の“ささやかな願い”を守りたい≫という思いがアカバネ社長に通じ、アカバネ社長が改心するという展開にならなかったのは、個人的には不満だった。