布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

中央学院大学の秋期オープンカレッジ開講記念講演会

2009-08-23 | その他
日本の国土の大半を占めながら、生活文化水準の劣った後進地と見なされてきた“山”。歴史学から軽視されてきた山村の歴史を生業文化や生活文化の観点から積極的に捉え直す。狩猟、採集、焼畑、手工業生産など山村の「労働」に注目し、山の暮らしを支えてきた“循環”の思想に、右肩上がりの「発展」に疲れた現代社会への処方箋を見出す。これが、今回紹介する記念講演会の講師を務める白水 智(しろうず さとし)氏の著書『知られざる日本-山村の語る歴史世界』で言いたい内容のようですね。
確かに日本ではムラ、イコール「農村」と理解するのが当然のようになっています。しかし歴史教科書などでも普通に使われる「農村」という用語が、実は日本のムラの多様な姿を覆い隠し、実像を見えにくくしてきました。今回の講演『日本の歴史再考 山のムラから歴史を見る』では、この国土面積の多くを占める山地に存在したムラのありかたから、新たな日本史像を考えていくことをテーマにしているようですね。ちょうど100年に1度の世界的な経済危機の折、日本経済の原点とも言うべき山のムラから、今後を考える上での何かを学び取れるのではないでしょうかね。
では、以下にその概要を紹介します。
開催日時    平成21年10月9日(金)
              午後1時 ~ 午後2時30分
開催場所    中央学院大学 611教室
             ※所在地:我孫子市久寺家451
演  題     『日本の歴史再考 山のムラから歴史を見る』
講  師     白水 智(しろうず さとし)氏
          中央学院大学 法学部准教授
対  象     どなたでも
定  員     先着200名
参 加 費     無料
主  催     中央学院大学 
参加方法    ハガキに「講演名」「郵便番号・住所」「氏名(ふりがな)」
          「電話番号」「申込人数」をご記入の上、下記アクティブセン
          ターまで申し込み下さい。(FAX・E-mailでも可)
問い合せ    中央学院大学アクティブセンター
          電話 04-7183-6529/FAX 04-7183-6506
          E-mail a-center@cc.cgu.ac.jp
アクセス    JR常磐線、地下鉄千代田線我孫子駅から、キャンパスまでは徒歩20分。
          また、スクールバスが 約10間隔で無料にて運行されています。
最後に白水 智(しろうず さとし)講師の簡単なプロフィールを紹介します。
1960年神奈川県生まれ。従来日本史学で取り上げられることの稀であった海村や山村に興味をもち、史料調査のフィールドワークを続けながら、その歴史的な存在形態や支配のあり方について研究してきている。著書 『知られざる日本-山村の語る歴史世界』(NHKブックス・2005年)などあり。
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