布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

残暑に贈る市内布施弁天の数々のイベント

2009-08-16 | 歴史
1200年祭を昨年の秋に終えた関東三弁天の一つである布施弁天が、残暑厳しい8月22日(土)に、特別行事として一挙に洗心祭・光明祭・白蛇公開、更には宝物殿の一般公開を行います。例年は、それぞれ、別々の期日に行われていましたが、近年は22日の同日開催です。これは、見ないほうが損する気になります。
洗心祭とは、紅龍山布施弁天を幾重にも取り巻く玉垣を洗って幸せを祈願する祭り。光明祭とは、ろうそくに光を灯し、平和を祈る灯明。今年は、横笛の演奏と声明のコラボレーション、そして、上野の弁才天と布施弁天を白蛇が飛脚となって往来したという民話の弾き語り、琴演奏と声明のコラボレーションなどが予定されている。
特別企画として、脱皮した白蛇のお守りが先着100人まで500円で購入できるほか、珍しく境内に茶屋が設けられて、串団子が売られます。
昨秋の1200年祭を契機に当布施弁天への参拝者が、少しずつだが増えてきています。今年の夏は、午前6時の本堂のシャッターが上がるのを待つかのように、年配の女性や男性、夫婦ずれが、さんさんごご、すがすがしさと静寂が包む布施の弁才天を参拝する姿を見受けることができます。私には、昨年の夏までにはない姿です。
また、先日、訪ずれた時に気がついたのですが、境内に登る女坂のところにあった弘法大師堂が、女坂の拡幅工事により、本堂の後の大日如来堂の脇に移築されていました。1200年祭の前後から、布施弁天は若い住職さんのお力で、昔の姿を徐々に変えつつあります。時それぞれの布施弁天の姿をしっかりと見て、記憶にとどめておくことが、千葉県の重要文化財に指定されている布施弁天の3つの建物(本堂、楼門、鐘楼)の保護にも重要な役割を果たすのではないかと思いますが、いかがでしょうか?その機会としては、今夏の特別行事の日は格好かと存じます。
では、以下にその概要を紹介します。
開催月日    2009年8月22日(土)
開催場所    紅龍山 布施弁天 東海寺
            ※所在地:柏市布施1738 
プログラム   ☆洗心祭
            午前9時から
          ☆白蛇祈祷会(光明祭安全祈祷)
            午後3時から
          ☆白蛇公開
            午後3時半から
          ☆光明祭(演奏)
            午後5時から
            光明祭では、横笛奏者のHIROMASA氏、琴演奏の浜崎氏、
            白蛇弾き語りの茗荷氏の演奏を演奏を開催予定。
           ※若干時間が前後するかもしれませんが、ご了承下さい。
          ☆宝物殿の公開
             龍骨、棟札、版木などの数々の布施弁天ゆかりの品が
             納められている宝物殿の公開は、午前9時半から午後5
             時までです。
主  催     紅龍山 布施弁天 東海寺
問い合せ     同上  TEL 04-7131-7317
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