この付近にはやたら蜘蛛が多い。
でも彼らはそれ以上に多い蚊や蛾を食べてくれるので、地元の人たちの間ではヤモリと並んで
その存在価値を認められて、ある意味敬意を払われている虫のようだ。
ある晩、気がつくとクモが巣にひっかかったカナブンを糸でがんじがらめにしようと、くるくる廻していた
哀れカナブンはクモにされるがまま、クモの糸で包帯を巻かれたようにだんだん白くなっていった
タイミングをはかりクモは獲物の体に飛びつき、とどめを刺そうとした
しかしカナブンも必死の抵抗を行い、なかなか決着がつかない
しばらくの間、戦いを見守っていたが30分たっても状況が変わらないため、さすがに
その夜は観察を諦めた
翌朝、カナブンはクモの魔の手からは逃れられたようでクモの巣からははずれて
下の濡れ縁に頭から落ちているのが目に入ったが、しかし彼はそこで事切れていた
カナブンはさすがに大きすぎたらしいが、その後クモはすぐ大きくなり色も柄もはっきりした
目立つものに変わっていった
しかし巣を作った位置がエアコンの室外機の設置予定場所だったため、作業に来た電気屋の
シンさんに簡単に追い払われてしまい、彼に名前をつける前にどこかに行ってしまった
でも彼らはそれ以上に多い蚊や蛾を食べてくれるので、地元の人たちの間ではヤモリと並んで
その存在価値を認められて、ある意味敬意を払われている虫のようだ。
ある晩、気がつくとクモが巣にひっかかったカナブンを糸でがんじがらめにしようと、くるくる廻していた
哀れカナブンはクモにされるがまま、クモの糸で包帯を巻かれたようにだんだん白くなっていった
タイミングをはかりクモは獲物の体に飛びつき、とどめを刺そうとした
しかしカナブンも必死の抵抗を行い、なかなか決着がつかない
しばらくの間、戦いを見守っていたが30分たっても状況が変わらないため、さすがに
その夜は観察を諦めた
翌朝、カナブンはクモの魔の手からは逃れられたようでクモの巣からははずれて
下の濡れ縁に頭から落ちているのが目に入ったが、しかし彼はそこで事切れていた
カナブンはさすがに大きすぎたらしいが、その後クモはすぐ大きくなり色も柄もはっきりした
目立つものに変わっていった
しかし巣を作った位置がエアコンの室外機の設置予定場所だったため、作業に来た電気屋の
シンさんに簡単に追い払われてしまい、彼に名前をつける前にどこかに行ってしまった