婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

横田基地 友好祭

2009-08-24 16:21:54 | Weblog
涼しい夜風がふわっと入り込む昨晩
花火の音が聞こえてきます。
打ち上げの間が短く 
とても陽気に惜しげなく
あぁ これは・・
遠い昔に父の肩車で見た三沢基地の花火大会が思い起こされる。
外に出たら見えるのだろうか?
じぃっと思い出にひたっているうちに いつのまにか音は止んでいました。
今朝
「ゆうべ 花火が打ち上げられていたけれどどこだったのかしら?」と聞いてみると「横田基地の友好祭ですよ」
「ゆうこう?」
友好祭?がわからない。
「もしや ベース開き?」
「・・・?」
『ベース開き』がわからないようであった。
知らないうちに呼び名が変わったようだ。

もっとも 横田のベース開きは行ったことがない。
暑い! 人ごみ! そんなことを思っただけで気力が萎える。
50年以上も前の三沢のベース開きの定番の食べ物
ホットゴックにピクルスとたまねぎのみじんぎりをたくさんのせてケチャップとマスタードをかけて 大口開けて パクっと食べる。
デザートは 甘いチョコレートケーキ。
飲み物は コーラーかグレープのスプライト。
帰りはポップコーンを持って歩きながら食べる。(歩きながらモノを食べてはいけないと言われていたためドキドキで 様にはなっていませんが)

考えたら ずいぶん年月が過ぎました。
そのせいで 好奇心が失せたのでしょうか?
ちょっと悔しい気もするので 来年 行ってみようかしら?


*2009/08/22~8/23
9:00~20:00









ジャガイモ

2009-08-21 22:16:37 | Weblog
今年のジャガイモは、7月の日照不足で不作がささやかれています。

そこで 美瑛の河村さんに電話で聞いてみました。

朝早くから外が暗くなるまで働いているため タイミングがむずかしい。
うまくつかまると なんだかクジに当たった気分で 
そこでいつも用件を忘れてしまいます。
「こんにちは」
「やぁ~このあいだはどうも、お元気ですか」
「はい」
絶対 わすれちゃいけないと
「あの~ジャガイモいかがでしょうか?」
すぐ本題にはいる。
どうやら 検査のために掘り起こしたジャガイモは 他所と違い(他所は腐れが多い) まぁまぁのできだそうだ。しかし 収穫は少なそう。
いずれにしても 作業にとりかかってみないと やはり わからないようでした。

天候は運不運の最大の要です。
祈るしかありません。


お布施

2009-08-20 13:07:51 | Weblog
今年は子供達の父親の七回忌になります。
急死に近い形で亡くなりました。
本人も私たちもたいしたことがないだろうとたかをくくっていました。
退院の予定は一週間ぐらい 
入院の知らせで駆けつけたときは
「髭剃りを買ってきてくれないか?」
そんな用事を息子二人がかりで
洗面器にお湯をくんで 
器用な長男が髭をそってあげて ベッドの周りで和気藹々としていました。
「退院までにまた来るね」
そんな会話を残して数日後
病院から容態が急変したとの電話。
その夜 まさかの事態など誰も思い巡らすことなどできませんでした。

「とうさん とうさん」とあの世に行きかける父親を呼び止める子供達
ベッドの周りで医師と看護婦があわただしく行き交い。
胸の圧迫 強心剤の注射が繰り返される。
「そんなに胸を叩いたら肋骨が折れるよ」
「そんなに注射をしたら助かっても廃人だよ」
血圧は低下し続ける。
とうに魂はどこかを彷徨っているようであった。

臨終の後
混乱状態の息子に
「かあさんのせいだ!」と睨まれた。
おそらく離婚したからだという意味なのでしょう。
あるいはやり場の無い怒りなのか
「ごめんね」
あっけない死に・・
その後 悲しむ余裕などなく夜中に遺体をどこかに運ぶことを要求される。

火葬場 お寺 お彼岸 法事
地域が変われば まったく違うため その都度伺いながらの年月でした。

「七回忌の法事 お布施はどのぐらい包むのですか?」
「7万円」
「どうしても7万円なのですか?」
「お金のない人は6万だったり5万だったりになるでしょう」
「内訳をきくつもりはないのだけれど 塔婆の費用も入っているのですか?」
「それは別途で4千円、この地域のお寺である程度の協定みたいなものがあるのです」
このお布施代 いまだ よくわからない。
供養だからケチるのもなんだかねぇ~と もう一つの心がつぶやく。


コオロギ

2009-08-19 16:47:28 | Weblog
数日前から秋の虫が鳴きだしました。
蝉の声も弱々しく聞こえる
ぱっとしない夏でした。

北海道 東北地方は、どうやら冷夏,野菜に影響がでているようです。
こちらの方とて どうも実成りがいまいち。
そのせいか
 「ジャガイモは大丈夫ですか?」と聞かれます。
大丈夫であってほしいのだが・・と祈りつつ
 「美瑛は丘陵地帯なので大丈夫です」
ほんとかな?
こうなったらひそかに電話をして伺ってみようと思っています。

静かな夜 外から聞こえる虫の音は風情があって
生きている幸せをしみじみ感じます。
そんな夜 台所でコオロギにばったり会ってしまいました。
お互いびっくり 後方に飛びました。
「えっ!なんでいるの?」
ゴキブリは バーンと殺せるのだが・・
コオロギは無理。
早くどこかに隠れてよ!って
睨みあい。



白いパナマ帽

2009-08-18 14:55:50 | Weblog
失業率がずいぶん高いと騒がれている昨今

先週 ハローワークに募集をだしてみました。
最後にお願いしたのは6年前
この時は、あまり応募の方はいらっしゃいませんでした。
しかたがないので 募集の広告をだした記憶があります。
かかった費用はだいたい4万円~5万円
このたびは、驚きました。
つらつら考えても過去にこんなに応募があったことはありません。

午前中はほとんどそんな用事で忙殺されて ほっと一息ついた矢先
「午後からずいぶん年配の方が面接にいらっしゃるそうです」
「年配?」
「声がそうでした」
ふぅ~んと思いながら その時間がやってきた。
ドアを開けて待っていると 本当に年配の方でした。
真っ白な帽子をとってからのご挨拶です。
終始ニコニコ微笑んでいらっしゃいます。
室内にお通しして
「お待ちしていました。どうぞ どうぞ・・」と椅子をすすめながら
なんだか複雑
どうしても立場が反対のような気がしてならないのです。
その勘 当っていました。
おもむろに背広の胸ポケットに手がいきましたので
あぁ これは名刺
さて 業種 想像がつかないけれど これは頭をきりかえないと・・・

なんと『ハローワーク』の方でいらっしゃいました。
求人開拓推進員の肩書きで わかりやすくいえば 営業のような感じでしょう。

間違えた非礼を詫びながら
がまんできずに笑ってしまいました。

定年後 地域のお役にたちたいとお勤めになったようです。(前職 新聞社)
白いパナマ帽が とってもおしゃれで これ若い人にはマネができない代物です。