婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

どくだみ

2010-04-21 11:44:44 | Weblog
「もう どくだみの花?」って思ったら 違う花だったので一人で笑ってしまった。

20代の初め 夏の終わりに姑さんからどっさり荷物が届いた。
血圧が高めな自分の息子のために どくだみをせっせっと摘んで干して送ってくれたのだ。
茶色の枯れた葉で何やら嗅いだこともない臭い
困惑こそすれ罰当たりの私は、ちっとも有難いなんて思わなかった。
それでも一応 煎じて冷たくしてみた。
誰も飲まなかった。
その後 子供が生まれて その子がいろんなアレルギーがあるのがわかり
ありとあらゆることを試してみた。
薬草茶もその一つ
どくだみ はとむぎ よもぎ
後には、びわ すぎな
我が子は、麦茶は、どくだみのことを指しているのだと思っていたほどだ。
その頃 姑さんの心情を思って自分の愚かさを知った。
ずいぶんたってから あぁ~ひどいことをしたと思うことがある。
それすらも思わないことがあるかもしれない。

その薬草茶を飲んでいた息子が久しぶりに家に帰って
「あれっ!?麦茶はもう作らないの?」
そう もう必要なくなったのだと心でつぶやいたが

またこの頃、作り出した。

いいことも悪いことも沸々と湯気をたてて ちょうどよくなるように・・



                 木製パレット屋のつぶやき



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