婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

手をあわせた日

2017-10-06 13:44:48 | Weblog

帰宅してしばらくすると携帯電話がなった。
それは、宅配の出荷を依頼したところでした。
「あの~旦那さんが亡くなったのだけれど頂いていいのでしょうかという電話があったので はいと答えておきました」
よくよく聞くとそのお名前
「まさか!」と絶句
なぜなら7月21日に退職されて送別会などしてから間もなかったからだ。
悪い冗談か はたまた同姓同名の所へ納品したのかしら?と考え込む。
「電話番号は、聞いたの?」
「いや・・・」
どんなに考えても亡くなる要素なんてなさそうに思う。
『退職した後 何をして遊ぼうかな』なんて おっしゃっていてとてもお元気そうでしたから・・
会社では、定期的に健康診断があって亡くなるなんて考えられない。
考えた末に携帯電話にお電話をしてみました。
何回かでその電話口にでられたのは、女性でした。
その瞬間 すべてをさとった。
会社名を名乗り お尋ねすると奥様だった。
そして 9月11日に亡くなっていました。
うぅーーん 参ったな!
黙るわけにもいかないし お慰めの言葉しかない。
当たり前だが かなり沈んでいらっしゃいました。
その後、夕飯が喉を通らなかった。
この度の荷物は、「ジャガイモなんかより玉ねぎのほうが女房が喜ぶからね」とおっしゃったものでした。
ちゃんと奥様に届けましたよ!って思うが
心は、複雑。
「なんの苦労もしないで順風満帆、楽しく生きてきて これからもそうだろうな」
そんなことをおっしゃられて 


お疲れさまでした。
ありがとうございました。

    合掌


  木製パレット屋のつぶやき