春一番

昼から強い風とその後　雨になるでしょうという予報が出ていた。
最近の天気予報は、数時間ごとの推移までわかるので感心することしきり
予報通り　音までついて風が吹き出した。
郷里は、雪だというのに・・
今年82歳になる父は、一人で雪かきをしたり　すがもりの箇所を点検するため屋根に上ったりしているのだそうだ。
だんだん年寄りばかりになってきて　雪かきの手伝いをしてくれる人がいなくなったためだ。
たのみのシルバー人材センターは、雪かきや雪下ろしの事故が多いため受け付けなくなったらしい。
それでも
「春のきざしがみえてきたよ！」って笑っている。
郷里をはなれて何十年もたつ私は、雪国の春のきざしは、もう思い浮かばない。
雪が融けてぐちゃぐちゃになった道ぐらいかしら？
ネコヤナギの芽吹きかな？
雪が積もっていて春が近いもなかろうなんて　反射的に思うのだから父が聞いたらがっかりするだろうな。

春一番→ひどい花粉症

年をとったからなのか　連想することがずいぶん現実的になってきている。
（いや　思うに女だからかもしれないとフフフと笑う）


　　　木製パレット屋のつぶやき