婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

尼門跡寺院の世界

2009-06-09 11:03:34 | Weblog
天皇家や将軍家ゆかりの女性達で営んできた『尼門跡寺院』の調度品や資料が一般公開されています。
 おりよく晴れた日曜日行ってまいりました。

上野の東京藝術大学大学美術館
4/14~6/14
尼門跡寺院の世界
(皇女たちの信仰と御所文化)

尼門跡寺院の1000年もの歴史

足を踏み入れてまっさきに感じたのは 会場内に漂う抹香くさい におい。
古いからね などとつぶやきながら 時々カビのにおいも混じっているような気がして カビカビなんて思うのは不謹慎かな?
しかし 10代でお寺に入る皇女たちもいらっしゃったというのは
何故だろう?
まだまだ親に甘えたい年頃で お寺に入れられて 初めにお経の勉強をさせられて
人形やカルタなんぞ持たせられても いやだな。
そのお持ちになった品々
顔がつるっとした抱き心地のよさそうな『おたやんさん』のお人形さん
カルタ 双六 犬の人形 人形道具
誰にもいえないけれど 遊び道具ばかり熱心に見入ってしまいました。
他もちゃんと見たのだけれど・・
位牌の文字が爪だったとか
あらっ不思議 記憶に残ったのはお人形さんたちの顔

尼門跡寺院は、仏門の中に宮廷文化がひきつがれた 想像を絶する歴史でした。

5/10で展示品が入れ替えになったものも多数ありましたので 二度楽しまれた方もいらっしゃったのではないでしょうか?

残り少ない会期ですが ぜひ大勢の方に足を運んでいただいて 自分の興味の角度からごらんになってほしいと思いました。