活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

辺野古で続く海上保安庁職員の「蛮行」

2015-02-12 22:37:25 | Weblog
昨日11日の東京新聞「こちら特報部」で、海上保安官が辺野古新基地に反対する抗議船に乗った女性プロ写真家に馬乗りになって、狼藉を働いている写真が掲載されていた。これは紛れもない暴力である。

特報部は「海保過剰警備続く」とタイトルしたが、そんな生易しいものではない。「海保の蛮行続く」とタイトルするべきだった。ちなみに「蛮行」を国語辞典で引いて見る。いわく「無抵抗な者や弱い立場の者に対するいわれない乱暴な行い」とある。(三省堂新明解国語辞典)まさに符合する。

昨年11月の知事選では、辺野古移設反対派の翁長雄志氏が安倍政権に「寝返り」して移設容認に転じた、仲井真弘多を大差で破り勝利した。民意は「辺野古ノー」で揺るぐことはない。海保はこれを尊重する義務を負わねばならない。

安倍政権が民意を無視して、辺野古新基地建設を強行しているから反対の運動をしているだけのことである。このことを海保が力ずくでねじ伏せることは、民主主義の否定であり重大な挑戦である。

同じ日本人の海保職員が米軍基地建設のために、基地建設反対の沖縄県民に暴力を振るっている姿ほど、みっともないものはない。海上保安庁や海保職員は、沖縄県民を代表する翁長知事が安倍晋三や官房長官に面会を求めても、「会う必要がない」と拒否を続けている、安倍政権に異議を申し込んだらどうか。