イスラム国の憎悪対象は米、英、仏、独に加えてイスラエルである。なかでもイスラエルに対しては、「絶滅」させることを最大の目標としている。遠く離れた日本には、米に原子爆弾を落とされたことで憐れみ、友好的態度を変えることはなかった。しかし、今年1月、安倍晋三の不用意な中東訪問で、一晩にして「敵国」とみなされるに至ってしまった。
イスラム国の最大の憎しみを買っているイスラエルは、昨年パレスチナ・ガザ地区へ軍事侵攻し、市民約2千人を死亡させた。停戦合意後も約束を破り、植民地支配を続けている。 イスラエルの目に余る無法ぶりに、さすがの同盟国アメリカでさえ、深入りしないよう、同国と距離を置いているのが現状である。
このような中、安倍は国際社会の流れを無視して、エジプト訪問後の1月19日、エルサレムでネタニヤフと会談、日本人2人がイスラム国に拉致されていることを承知して、「イスラエルの真の友人として、テロ対策で連携強化につとめる」と、ごていねいにもイスラエル国旗を背にして、舞い上がってあいさつした。 イスラム国への刺激で、これ以上のものはなかった。
安倍はイスラム国対策に2億ドルの人道支援と、さかんに強調していたが、信用することはできない。なぜならばF35戦闘機をイスラエルと共同で開発することが決定しているからだ。人道支援の一部が武器、戦闘機開発支援に転用されないのか。「死の商人」が安倍に同行していなかったのか。メディアが報道しないから謎は解明されない。
拉致された2人は不幸にも還らぬ人となったが、この惨劇を招いた不手際は安倍晋三にある。平和国家から戦争前夜に変質させた安倍に求められることは、崇高な「日本国憲法」の遵守と尊重である。いつまでも憲法を敵視することは、いい加減にやめたらどうだ。
イスラム国の最大の憎しみを買っているイスラエルは、昨年パレスチナ・ガザ地区へ軍事侵攻し、市民約2千人を死亡させた。停戦合意後も約束を破り、植民地支配を続けている。 イスラエルの目に余る無法ぶりに、さすがの同盟国アメリカでさえ、深入りしないよう、同国と距離を置いているのが現状である。
このような中、安倍は国際社会の流れを無視して、エジプト訪問後の1月19日、エルサレムでネタニヤフと会談、日本人2人がイスラム国に拉致されていることを承知して、「イスラエルの真の友人として、テロ対策で連携強化につとめる」と、ごていねいにもイスラエル国旗を背にして、舞い上がってあいさつした。 イスラム国への刺激で、これ以上のものはなかった。
安倍はイスラム国対策に2億ドルの人道支援と、さかんに強調していたが、信用することはできない。なぜならばF35戦闘機をイスラエルと共同で開発することが決定しているからだ。人道支援の一部が武器、戦闘機開発支援に転用されないのか。「死の商人」が安倍に同行していなかったのか。メディアが報道しないから謎は解明されない。
拉致された2人は不幸にも還らぬ人となったが、この惨劇を招いた不手際は安倍晋三にある。平和国家から戦争前夜に変質させた安倍に求められることは、崇高な「日本国憲法」の遵守と尊重である。いつまでも憲法を敵視することは、いい加減にやめたらどうだ。