活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

邦人人質事件の情報開示と検証を阻止する安倍政権の不誠実な対応

2015-02-10 19:55:00 | Weblog
イスラム国に人質となった邦人2名について、トルコ・チャプチオール外相は7日、日本政府に対し、「どの場所に拘束されていたか詳しい情報を提供した」と、明らかにした。

これに対し、日本政府はトルコ外相から得た情報を口をつぐんだままでいる。岸田文雄外相にいたっては、「提供先との信頼関係から具体的内容は申し上げられない」と、半ば、もったいぶった言い回しで記者会見に臨んでいた。相手国トルコが、ここまで情報を開示しているのに、肝心の日本側の不可解で不誠実な対応は、安倍政権に不適切な対応があったことを、日本政府が国民に隠したい意図があってのことだろう。

今回の人質事件では、どのような経過を辿ったのか、政府は検証もしていなければ、国民への納得できる説明もしていない。安倍晋三が中東訪問してから、そろそろひと月が経つ。政府は頬被りする気、満々である。

一部報道では今回の人質事件は、昨年施行された「特定秘密保護法」に秘密指定され、真相は闇に葬られてしまうことが懸念されるとしている。国民の耳目を塞ぐ安倍政権の不誠実な対応に腹が立って仕方ないし、一刻も早く政権から引きずり下ろすことが待望される。