活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

人間を粗末にした大臣の悲しき末路

2010-10-12 23:14:00 | Weblog
厚労省 「長妻色」短命 生んだのは官僚との確執だけ、交代で“一新”(産経新聞) - goo ニュース 

鳴り物入りで入閣した「ミスター年金」こと、長妻昭厚労相の在任期間は約1年であった。宙に浮いた年金記録の解決は遅々として進まず、問題の根深さを示すものであった。成果も出せずに厚労省を去ること、いったいなにをしていたのだろうか。

長妻氏は社保庁が解体され、本年1月から日本年金機構として新たに発足する際、同機構へ異動するべき社保庁職員525人の分限免職を断行している。新聞やテレビで大きく報道されることはなかったが、この解雇は45年ぶりに行われたとのことで罪深いものであった。

この分限免職を機に、長妻氏は坂道を転がるように、転落の一途をたどることになる。それはそうだろう。非情にも525人の生活を奪ったのだから。これだけのことをして、大臣の仕事がうまくいくはずがない。

そのうえ、長妻氏は職員をまったく信用していなかった。以心伝心で職員からも信用されることはなかった。長妻氏本人は相手にされなかったことで、ストレスも溜まっていたことだろう。大臣ポスト明け渡しは当然である。これ以上仕事をしてもらっては困る。長妻氏はいまこそ人を大切にしない人間の悲しき末路を実感したほうがいい。