活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

改革派知事就任で活気づく総務省

2010-10-06 21:54:40 | Weblog
国会審議で2回も遅刻した挙げ句、国会対応の職員を4人も交代させた原口一博前総務相。総務省を去るにあたり、さぞかし職員から大歓迎されたことであろう。

原口氏は「あれもやる。これもやる」と手を広げ過ぎて、結局は何も成果が得られなかったこと、反省しなければならない。とても大臣の器ではなかった。

原口氏は総務省の顧問役に省外から15名も選任していたというから、決断力のなさを証明していたようなものである。私物化していたこと明らかである。また、顧問らに常識外れの手当ても支払っていた。

顧問らメンバーをひもといてみると、中田宏前横浜市長、松沢成文神奈川県知事や河村たかし名古屋市長など保守系首長のほか、強欲金融資本ゴールドマンサックス投信元社長らも名を連ねていた。いずれも「俺が、俺が」を標榜する日本の将来を危うくする、くせのある人物ばかりをそろえたものだった。加えて、顧問全員が原口氏に近い人選がされたことから、与野党を含め無駄遣い批判が絶えることがなかった。

これら顧問15名は新たに総務相に就任した、元鳥取県知事片山善博氏の要請により解任されることになった。当然のことであるが片山氏の決断力に敬服する。まことに歓迎すべきことである。

無能な原口氏から有能片山氏に代わることで、職員の士気向上が期待される。民間人の登用であったが、期待に違わぬ活躍ぶりは他の大臣の模範となるものである。片山氏を見習うべきところは多過ぎる。今後の活躍が見物でもある。