活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

金権自民に寄生、経団連ボンクラ経営者

2009-09-19 21:13:40 | Weblog
御手洗富士夫経団連会長は自民党への政治献金について、「透明度の高い献金だ」とぬけぬけと語った。経団連から自民党への07年度献金額は約29億円だ。一方の民主党は僅か9千万円である。いかに自民党を贔屓にして癒着してきたか一目瞭然だ。

07年度は自動車工業会、鉄鋼連盟、石油連盟、電機工業会等がそれぞれ約8千万円を自民党に献金していた。これはすべて見返りを期待したのものであった。見返りもなく献金する馬鹿な経営者はいない。

奥田碩経団連前会長も小泉政権下、献金を再開するにあたり、「カネも出すが口も出す」と偉そうに言い放った。一流といわれる企業トップの言うことか。自民党はカネ欲しさにひざまずき、これに呼応、経済界が泣いて喜ぶ製造業への派遣労働を解禁、お土産として差し出した。

これをきっかけに自動車を始めとする製造業は、安価な労働力を背景に莫大な利益を手にするようになったことは説明を要しない。

飽くなき利益をむさぼるために、自民党と結託してきた経団連は、こうして国民の生活基盤を破壊する役割も担ってきた。社会貢献している企業・団体は見当たらない。儲けるだけ儲けて、社会への還元をしないからだ。

また、「政策評価」と称して、政党への政策要求に対する満足度に応じて、献金を配分するあこぎな買収工作も続けている。いい加減で裏付けのない審査をして、あえて自民党に多額の献金が流れるようなシステム作りもしてきた。このように日本の政治は経団連のカネで買収されてきた。

こんな政治がいつまでも続いたらたまらない。民主党に政権交代したいま、民意に背いてまで自民党に献金する経団連こそ、健全社会に巣食う害虫である。カネの使い道を知らない、脳ミソの腐った経営者ばかりが揃ったイカサマ団体ではないか。