活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

こんなあくどい商売は許されない

2008-10-09 21:40:45 | Weblog
「家賃滞納したら鍵換えられ違約金」 入居者が提訴(朝日新聞) - goo ニュース

一日の仕事を終え、部屋に戻ろうとしたときに、玄関キーが勝手に取り替えられ、締め出され途方にくれる人々のことを想像してみるがよい。他人の痛みを顧みない仕打ちをしているかが、よく分かるだろう。

わずか1~2日、家賃支払いが遅れただけで、部屋にあった家財まで運び出され、挙句は、法外な違約金を請求するビジネスが許されるはずもない。形を変えた違法取立てに等しいと、言われても仕方があるまい。

家財が運び込まれることを承知して、部屋を貸す以上、借地借家法が適用されなければならない。また、貸主に一方的に有利な契約書自体を、無効としなければならない。

そして、契約書がどうあろうと、刑事罰の住居不法侵入罪が立件できない、法の網をくぐった貧困ビジネスを、いつまでも黙認して置くつもりだろうか。あまりにも、あくど過ぎないか。

世の中にはさまざまな商売があるが、「血も涙もない商売」とはこのことである。ただただ、指をくわえるだけで、この悪乗り商法にメスを入れ、借主の立場を保護することもできない、行政の怠慢を責め続ける必要がある。これほど腹の立つことはない。