活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

衆議院は即解散総選挙を!

2008-01-14 21:19:22 | Weblog
こんないい加減な議会があっていいものでしょうか。自民党福田政権は、民意を反映したものでなく、小泉、安倍の亡国政権からバトンタッチしたに過ぎません。その福田政権の目に余る米ブッシュへの盲従ぶりにも辟易です。

わが国の貧富が拡大、格差社会が進んでいる時に、政府・与党は海上自衛隊がインド洋で、米のため、無料の燃料給油活動を再開できる特別措置法案を民主党ほか野党の反対を押し切って成立させた暴挙に出ました。

法案の成立を簡単に許したことは、野党にしても責任を放棄したように思えます。参院で否決されているのに、衆院で再議決されたことは、昨年7月の参院の選挙結果を厳粛に受け止めずに、衆院に主導権を完全に明け渡した無気力ぶりを図らずも野党各党が見せてくれました。

この行動は理解で来ません。なぜならば、直近の民意が示された参院の不要論に繋がり、首相の問責決議案提出を見送ったのは、各党とも内心は、政府・与党提出の法案成立を期待していたように思え、民意と逆方向の選択をしているからです。各党内に「仕方がない」のあきらめに似た雰囲気が充満していたように考えられ、参院の権威が著しく貶められました。

しかも、民主党内には、この法案成立を真から願う、反動勢力も少なからず存在するようですが、思い切って追放することも考えるべきでしょう。最大野党の民主党が第2自民党と言われる所以です。自民党に鞍替えされることを恐れているようですが、長い目で見れば党の発展を阻害する不純分子といえるからです。

政府・与党は、このたびの再議決に味を占め、ガソリン税の暫定税率をさらに10年間延長する法案を成立させるため、今回に続き、2度目の行使に自信を深めていると報道されています。安倍前政権のときの「数の力」で法案を強行採決した、あの悪夢の再来を許してはいけません。

最近の民主党は参院選に勝利したあと、国民の負託を得ていることをスッカリ棚に上げてしまったようです。動きが鈍いため、政権交代するチャンスを自ら潰しているように見られるのは残念なことです。政権交代することに臆病になっているのではないでしょうか。

野党はすぐに衆院を解散させ、政府・与党の暴走を許さない、議会にする必要があります。そのためには「待ったなし」で野党は解散に向け、全精力を傾けなければなりません。