都営住宅の自治会「チラシは有料」 住民の反発受け撤去(朝日新聞) - goo ニュース
これは悪気がなかったにせよ、ちょっとやりすぎでした。住民から文句がでるのは仕方ないにせよ、ビラを投函する業者からも横槍がでたように思います。なにしろマスコミに対して格好の材料を提供できますから。
自治会長も職務にまじめに取り組まれたことと思います。ピンクビラはどこも頭を悩ましているようですが「ピンクビラお断り」のシールを作り、希望する会員の郵便受けに貼ってもらったほうが結構、効果があるとのことも聞いています。いろいろ試してみて成果が、あがらなくても責任を感じることはないのですから。
都営住宅を管理する都住宅供給公社は「ポストの管理主は各家庭」にあると自治会に厳重注意したそうですが、このコメントに尽きます。「チラシ投函は有料」の文案を考えたのも別の役員さんであったことを想像すれば、会員からの苦情も寄せられ真摯に受け止めた結果、つい行き過ぎたものと思います。そして実際は有料化など考えていなかったことと、配布業者からお金も、もらっていなかったこと本当によかったです。
骨太方針案にサマータイム検討を明記、温暖化対策に重点(読売新聞) - goo ニュース
サマータイムだけに言及すれば、つい先日経団連の会合で自民党幹事長が提案を受け、長時間労働の現状になにも理解しないで「サマータイムを目指すべき」と支持することを表明していたのです。経団連の根回しで政治がすでに取り込まれていたのです。
この政府の財政諮問会議、議長は首相ですが現職大臣数名のほか、財界を代表するメンバーとあまり評判のよくない学者たちで構成されているのです。労働側からはだれ一人と加わっていません。というより入ってこられたら困る組織であるといったほうが正しいでしょう。このため、経済界の利益だけを追求させるために設けられた密室会議といえます。
このメンバーは労働市場を改善するどころか労働格差を助長、なかには偽装請負をして当局に指導された会社のトップもいるのです。それに対し「法律が悪い」と開き直る始末です。順法精神まるでナシです。村上ファンドとのつながりも取りざたされているイメージのよくない人もいるのです。このメンバーに税金から報酬が支払われることにも注目しなければなりません。
サマータイムは就業時間をいまより1時間早めることです。いまの長時間労働を知らん振りしておいて退社時間が変わらなければ、その結果1時間のサービス残業が期待できることを念頭においての提言です。盛んにサマータイムを実施すれば余暇の時間が増えると吹聴していますが、間違いなく今の労働時間プラス1時間のサービス残業を会社に提供することになります。したがって余暇の時間も削られることになります。
この会議は、経営側のことしか考えない組織で労働者の不利益になることには結構一生懸命です。労働者の権利や利益についてはまったく考えない会議です。史上最高益を出しても利益を労働者に還元させない欲張り集団です。本気で労働時間短縮に取り組まないこの会議のメンバーには提案する資格などもってのほかです。サマータイム導入はいまの現状では余計な、お世話です。
