Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

愛犬高齢期 その7

2010-08-24 05:55:23 | 未分類
愛犬にも欲望はあります。

食べ物、遊びにたいしては欲深と言えます。
吐くまで、疲れ切るまでの限界に挑戦する意思が伺えます。
そこまで与えませんし、切り上げますが、受け入れます。

愛犬にも不安、恐怖はあります。

雨が激しく降りますと落ち着かなくなり、雷鳴とともに震え風呂場に退避します。
体を触り続けても、抱き締めても震えは止まりません。

生き物として原初の有様と言えるのかもしれません。
何故なら、「君は誰?」と問を発することを拒絶します。

愛犬は軽やかに越えますが、僕は言葉で構築しきれていないのかもしれません。

道元の「有時」そのものと考えてしまいます。*1



*1『正法眼蔵』(道元 増谷文雄=訳注、角川書店)第1巻の有時(うじ)の巻より。時(時間)は有(存在)であり、有は時であると、後世のハイデッガーの『存在と時間』に連なっている(同じ事柄を考えている)と考えます。


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