Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

ブルジョワ革命 その1/4

2009-11-21 08:56:07 | 未分類
フランシス・ヨシヒロ・フクヤマ

再び、当ブログの一番の読者である彼女から「更新は?」と言われました。
慌てて、妄念から摘み食いをして書きましたので、誤謬はご理解を。

社会主義国の崩壊に伴い、共産主義を否定する思潮が大きな流れになっています。

フランス革命は「ブルジョア革命」ではなく「人民の反乱」とし、弁証法的唯物史観を否定する動きが領域を広げています。(ヘーゲルを否定することによるマルクスを否定する構造)

また、1989年7月の仏アルシュ・サミットでは、東欧の民主化支援を打ち出す政治宣言が採択され、共産主義に対して資本主義が勝利した構図を描いています。

さらに、1992年にフランシス・フクヤマの「歴史の終わり」において民主主義・資本主義が最終的な勝利を収めることで社会制度の発展が終わり、人類発展としての歴史が「終わる」という仮説を提示し、ネオコン思想家として脚光を浴びました。*

つまり、フランス革命の自由、平等、博愛、民主主義の政治体制は、人類の最後の体制であり、これ以上発展(オルタナティブはない。)はしない、と。


この画像はアマゾンより引用しています。

*「歴史の終わり」訳者を見て、購入も読む気も失せたものです。このため、Wikipediaの「歴史の終わり」と「マルクスの亡霊たち」(ジャック・デリダ藤原書店)を参照しています。