Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

立花隆 その1

2006-11-03 18:11:50 | 未分類
立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」第89回 東大生にも蔓延!履修漏れ問題 「ゆとり教育」が国を滅ぼす(2006年11月1日)の読後感。

タイトルから、オチャラケの東大生を揶揄して、いくつかのエピソードを交え、 「ゆとり教育」を批判するパターンが、読む前から見えてきます。

相変わらず知的刺激は皆無で、知識欲を野次馬的に満たしてくれるだけです。
読んでみますと、知識の量に拘っており、「知恵と見識」の意味の知識ではなく単に「知っている」ことの量を知的と考えているフシが伺えます。

書名は伏せますが、私が専門とした分野の著作を読みましたが、発展してきた歴史をなぞり、先進国の状況のエピソードを枝葉の如く組み立てており、この分野の素人には重宝される構成となっていますが、立花隆氏とそのスタッフには、基本的知識が欠落していることが露呈していました。

「ゆとり教育」は、知識の量が少ないから駄目だと、ストレートに批判していると読めます。
つまり、記憶する学習を至上のものとし、知識が多ければ多いほど知的水準が高いと。

私は、知識は考えるための素材にしか過ぎず、記憶のために脳を疲弊させるくらいなら、HDDにデータベースを構築し、それを操った方が創造豊かな生き方ができると思います。

立花隆氏は、知識の百円ショップに見えてきます。


  昨夜の宿のロビーからの朝日です。


僕の「お散歩日記」はお休みです。