春が来た!
山には、少し雪が残っているかもしれないが春の気配だ。
もうじき桜も咲く。
その桜も夜見ると女のボディが艶めかしく反っくりかえってきて、アチキに絡みついてくるような感覚を感じる・・・。
・・・
「アチキー」と呼ばれて眼が覚めた。
なんだつかもっちゃん家の玲香姉ちゃんか・・・。
そうか、コロンビアで珈琲を飲んでいる時にうたた寝していたんだ。
玲香「なんか艶めかしい夢でも見てなかった?」
なな!、なんでぇーー、夢の中の話を知っているんだ。
「ウグッ!」
玲香「桜の季節だから。あら、起こしてゴメン!」
「いやいや、春は眠いのだよ」
玲香姉ちゃんは、野菜の袋とジュニアを抱えいる。
「買い物でしたか・・・・」
玲香「だって八百屋の帰りにここの窓の奥にアチキがいるんだもん、寄ってみた」
「暖かくなってこの街も平和だなぁー・・・・、さて帰るか」
玲香「あら、私がきたから突然帰るんだぁー」
「いやいや、そうじゃなくて、お腹がすいたからさ」
そういって画材を抱えて家路につく。
帰りしな玲香姉ちゃんが・・・
「起ってたよーー(*^▽^*)」
そういって苦笑いしながらバイバイして家に帰っていった。
・・・
春が来た。小樽の街というよりも男と女の仲にもだが・・・・。