続き・・・
榊原「僕なんか、日本の規準だともう老人ですよ。年金もらって、それで質素に暮らしなさい。たまには老人倶楽部にでもでかけてボケ防止に努めなさい。一人暮らしだから民生委員がやってきて、いろいろ書き込まされたり。そんな風にリタイアメントすると、回りが老人扱いするようになるんですよ。僕もそうなんだとガッカリした。だからボケというのは、回りが老人扱いするところから始まるんですよ」
ベーヤン「日本では老人に嫁ぐ女の子は、先ずいないよねぇー」
「そこがフィリピーナは違うわけだ」
榊原「年齢よりもお金だっていうわけ。そしたら若い男の子なんかほとんど失格だよね。価値観が違うんだ」
ベーヤン「所帯をもったのいくつだったっけ?」
榊原「彼女が20歳のころですよ。フィリピンでの仕事が軌道に乗った頃かな。それでまで金銭の支援をしてきたし」
「決め台詞は?」
榊原「簡単だったよ。その娘Merry Roseというんですよ。暇なときに結婚したらどんな名前になるのかなって、彼女とチャットしていたんですよ。Mary SAKAKIBARAとか、日本語にしたら、明里だけど、やっぱそのまんまが格好いい。それでSAKAKIBARA Merryだ。そんなチャットをしていたら彼女が、『結婚しよ!』、じゃあ僕がOKといったら、それで成立ですよ。ドラマチックな会話なんかないです」
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この話は、まだ続く