Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング557. 小説:小樽の翆485. 決め台詞!

2021年12月07日 | Sensual novel

 

続き・・・

榊原「僕なんか、日本の規準だともう老人ですよ。年金もらって、それで質素に暮らしなさい。たまには老人倶楽部にでもでかけてボケ防止に努めなさい。一人暮らしだから民生委員がやってきて、いろいろ書き込まされたり。そんな風にリタイアメントすると、回りが老人扱いするようになるんですよ。僕もそうなんだとガッカリした。だからボケというのは、回りが老人扱いするところから始まるんですよ」

ベーヤン「日本では老人に嫁ぐ女の子は、先ずいないよねぇー」

「そこがフィリピーナは違うわけだ」

榊原「年齢よりもお金だっていうわけ。そしたら若い男の子なんかほとんど失格だよね。価値観が違うんだ」

ベーヤン「所帯をもったのいくつだったっけ?」

榊原「彼女が20歳のころですよ。フィリピンでの仕事が軌道に乗った頃かな。それでまで金銭の支援をしてきたし」

「決め台詞は?」

榊原「簡単だったよ。その娘Merry Roseというんですよ。暇なときに結婚したらどんな名前になるのかなって、彼女とチャットしていたんですよ。Mary SAKAKIBARAとか、日本語にしたら、明里だけど、やっぱそのまんまが格好いい。それでSAKAKIBARA Merryだ。そんなチャットをしていたら彼女が、『結婚しよ!』、じゃあ僕がOKといったら、それで成立ですよ。ドラマチックな会話なんかないです

・・・・

この話は、まだ続く

 

コメント
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