さて夕方、翆の喫茶店によって晩飯を食べたあと仕事場に向かう。
翆「あら出張で・す・か、」
うん、美大の試験監督なんだ。自由裁量労働だから働く時間と場所は自分で決められる。だが入試監督業務は、世界のどこにいても教員が駆けつける悪しき慣行が続いている。今日の夜の便ででかけて現地で泊まり、明日夜の最終便で戻るよ。19時25分発のANA717便だったから新千歳には21時5分に着く。明日は札幌のホテルに泊まらないかい?。
翆「いいね!」
新千歳空港は、雪煙を巻き上げて重たそうな飛行機が重低音をなびかせ離発着し続けている北の拠点だ。そんな空気が好きなのだけど・・・。
・・・・・
さて、美大の入試も終わり、帰りの便で札幌に戻る。到着ゲートで翆と待ち合わせる。
翆「寂しいから昨日はオナニーしちゃったよ!」と耳打ちされる。空港の空気を背にして、札幌に向かう電車の車窓の風景が霞んでいる。
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ステーション・ホテルの中は、これでもかというぐらいに暖かい。
翆「たまには、忙しい人を演じるんだね(笑)」
帰りの飛行機の中で、背は翆より大きいかな、すこし透けている感じの膝下までのワンピースに革じゃん羽織った女の人が反対側に座っていたの。それも膝をだして色っぽく。その膝のあたりに大腿四頭筋と縫工筋のあたりが筋ばしっていて、とても筋肉質の体型なわけ。それって、絶対男を猛烈に締め上げているよな・・・、そんなことを考えていたら、頭の中は興奮しちゃいました。
翆「ばかねぇー(笑)、それでウルウルしているんだ、しごいちゃおう」
そんなにしごくとすぐいっちゃうよ!!
翆「仕事をすると、たまるんだね!!!」
そのあとは、暖かい部屋で、こころゆくまで翆と乱れていた。
・・・
翆「昨日は、いっぱいでたよ(微笑)」