また小樽は吹雪の日に戻った。景色も霞んでいる。
時折翆は、喫茶店の仕事が終わると夜のスポーツクラブでエアロビクスをして、女友達と宴会だ。だから今日は帰りが遅い。アチキも花園町で、於古発川沿いの「てまり食堂」で一人飯。それから大正湯で暖まろう。
翆の木賃アパートにもどると、部屋は冷蔵庫状態。ストーブをフル稼働させて布団を敷いておく。これで翆が帰ってくる頃には、少し暖まるだろう。
・・・・・
翠が酔っ払い風で帰ってきた。これで親指と人差し指で土産物の紐をつまんで、千鳥足で帰ってきたら笑えるのだが、そんな気がきいた店は、ない。
翆「もう寝てるーーー?。あらぁー、元気かなぁー!!、といって布団のなかに冷たい手をいれ、アチキのいちぶつを握っている。ウリャ、ウリャー・・・、いつもの帰りました!、の挨拶だ。その触り方が絶妙で性腺ホルモンを刺激してくれる。この握りかたってどこで覚えるの?。
「尿道カテーテル入れたりするから基本はナースの講義、揉み方はナースの宴会。みんな彼氏がいるから色々試して報告しあう。それでベストのもみ方を覚える。君だって芸用解剖学、勉強したではないか!」
俺は骨格と体表面の筋肉だけだよ。
翆「入るよ!」
酔っ払い風の冷たい翆のボディが布団に入ってきて私の身体で暖まる。
翆「感じる・・・?」
といってウェアの下を、冷たい翆の手がはってくる。イチブツをぎゅーーっと握りしめる。私は思わず息が止まりそうだけど、快感!。ならば、燃やしてやる!!、といって翆の乳首をキャミソールの上から甘噛みするとピクリとのけぞっている。今日は感度が高いじゃん、酔っ払い!!、じゃあ、少しじらそうか・・・!!!。
翆「いじわるぅーー!」
そのあとは、くんずほぐれつ・・・・。
いつものようにセックスのあと、翆の尻をなでながら余韻を感じている。
翆と毎晩セックス。毎晩だから食事と一緒だ。食事並みにFBに投稿があってもよいか。いや、そりゃちと恥ずかしいか・・・、考えてみれば食事も猥雑なんだ・・・、そんなことを思いながら、翆を抱きかかえながら次第に睡魔に誘われる。
最近、いつもの雪の小樽の夜・・・。