図1.年末の牧志市場、もちろん冬物という考え方が存在しない
図2.沖縄のお正月の飾り物、どこか中国のかざりものと似ているようにも思われる
図3.いいとこ秋の装いだろう
図4.牧志市場はシニア世代の買い出しが多い、若い人はイオンへ買い出しにゆく、つまり世代によって味覚が違ってきているのだ
通例お正月から節分までが一番寒いときだといわれている。もちろん京都市内の予報では目下最低気温-1°〜-4°と冷え込んでいる。先日は終日曇天で陽が射さなかったためか家中が底冷えして、暖房を入れても終日震え上がっていた。こんな日が時折ある。
そんなことをいっていたら北国の人はどうなるんだいといわれそうだ。こちらは、もう京都の底冷えで十分でございます。
一昨年までは、その寒い朝6時に起き7時32分のひかり号で名古屋まで通っていた。えいやっ!、と殴り捨てるような気力で出かけ、冬の京都も良いではないかと自分を嘘八百の暗示で欺し、新幹線の中で紅茶をすすり、しばらく車窓からの撮影で寒さを忘れているとほどなく名古屋に着く。
寒い戸外を走り抜け基幹パスで小さく固まり大学の研究室に着くと、タイマーで1時間前に暖房をセットしているから、ようやく暖をとることができた。もちろん仕事ができるのは、それから1時間後だ。
これが朝一番の授業だったら、寒いと猛烈な悲鳴をあげている体を引きずりながら気力で1時間半講義をし、暖かい研究室に戻って珈琲をすすり、早めの昼飯を食べてから午睡し、眼が覚めてからようやく仕事モードになる異常な午前中だった。
それが朝の(午前中の)生活モードであった。今思えばそんな無謀なことがよくできたと思う。もう二度としたくない生活だ。
今は家で仕事をしているから、そんな必要はない。適当な時間に起きると暖房を入れ寝間着のままダウンコートを羽織り朝飯をアトリエに持込み、暖房がタップリ効いた部屋でブログを書いていると、ようやく眼が覚める。寝間着から普段着に着替えるタイミングってすごく難しい。一番良いのは布団に普段着をいれて暖めておいて起きたらすぐ着るのが正解、だが夜になると、そんなことは忘れているというジレンマだ。それが寒い朝の京都の町屋での過ごし方だ。
朝一番に家中の窓を全開にしてフレッシュエアを取り込み(どうせガスストーブだから換気が必要よ)、体を一気に寒さに慣らして順応させるのが一番よいことはわかるが、俺はそんな拷問生活は、ヤ・ダ・ね!。
つまりこちらは、冬の午前中一杯は体が寒さと格闘しているから仕事どころではないのだ。それにしても都市はホントに朝早くから真面目に動いている。こちらは、あきれるぐらいに感心する。
さて先日上がってきた現像済フィルムをデジタルデュープして、ようやく沖縄の画像がアップできるようになった。
でっ昨年末の牧志市場。半袖の人もいるからね。お店だって冬物のコートなんかありません。年末にそんな沖縄の気候に慣らされると、こちらは体が冬仕様にならないのだった。
沖縄県那覇市 2018年12月27日
NikonF3+MD4,AiAF Nikkor35mm/F2.0,FUJI PRO400H