キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)
気象庁は昨22日「九州北部地方(山口県を含む)が梅雨明けしたとみられる」と発表した。これは平年より3日遅い梅雨明けだとのこと。昨日に続き今日の日中も「35℃超えの猛暑日」になると報じている。そんななか所要を済ませ、この時期「キツネノカミソリが咲いているはず」と、その場を訪れてみた。想定どおりそこには黄赤色の美しい花を咲かせたキツネノカミソリの姿があった。しかも、株数が昨年より大幅に増え3か所合わせておよそ70~80株くらい確認できる。ここ近年株数が減っていて「絶滅するのでは」と心配していたが「復活」の兆しが見え何より。図鑑によると「雑木林の中やその周辺で日の強すぎない北側の斜面に生える」と記されている。この場はまさにその条件を満たしている。同環境の他の場所で探すも未だ確認できず。よってこの場のキツネノカミソリは貴重な存在である。いつまでも生き残ってほしい。今日はそんなキツネノカミソ及び、帰途に立ち寄った山地の集落・天花畑で見かけたウバユリをUPする。
もう一枚キツネノカミソリ
天花畑のウバユリ