デジカメ散歩日記

自然は四季折々我々を楽しましてくれる。とりわけ散歩道の野草花や野鳥たちの姿を観ていると時間の経つのもわすれる。

イヨフウロという名の野草に出会った

2023年07月27日 | デジカメ散歩日記

はじめて出会ったイヨフウロ(フウロソウ科)

去る7月20日、中国、近畿、東海地方は「梅雨明けしたと見られる」と発表したが、ここ山口と九州地方はお預け状態だったが5日遅れの去る25日ようやく「梅雨明け」となった。よってこのところ猛暑続きで今日も35℃超えの「猛暑日」と報じていた。そんななか「涼しいところでも歩こう」と山地の集落・稔畑地区へ向かい、同地区や奥地の小集落周辺の林の縁などを歩いた。まずは山の斜面でノギランが花穂を伸ばしているのを見かけたほか、サワオトギリ、セリ、センニンソウ、早乙女花。アキノタムラソウ、野菊(ヨメナであろう、)未だ健在なウツボグサなどを見かけカメラに収めた。奥地の小集落に向かう峠ちかくの湿地帯で咲いていたエゾミソハギを撮っていると、近くの草地でアメリカフウロの花を拡大したような網目状の模様のある花を咲かせた植物を見かけた。手持ちの図鑑には載っていないことからネットで検索したところイヨフウロという名フウロソウ科の野草と判明。これまで見たこともない珍しい野草である。ネットによると、本州(東海地方以西)~九州に分布し「山地の草地に生育する」とのこと。イヨ(伊予の国=現愛媛県)の名がついているので伊予地方の特産種のように聞こえるがそうではないとのこと。そんなイヨフウロを今日の一枚とし以下に前記のノギラン、エゾミソハギ、サワオトギリ、セリなどをUPする。

ノギラン(ユリ科)

エゾミソハギ(ミソハギ科)

サワオトギリ(オトギリソウ科)

mm級の小さな花をいっぱい咲かせたセリ

集落の畑の縁に咲いていたオニユリ

 


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今夏もキツネノカミソリが姿を見せてくれた

2023年07月20日 | デジカメ散歩日記

キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)

このところ雨模様の不安定な天候続きであったが、今日は朝から晴れ間が見える。気象庁は今日(20日)、中国、近畿、東海地方は「梅雨明けしたと見られる」と発表したが、ここ山口と九州地方はお預けだとのこと。諸々の所要を済ませ、今年もこの時期キツネノカミソリが咲いているはずだとその場を訪れてみた。想定どおりそこには黄赤色の美し花を咲かせたキツネノカミソリの姿があった。かつてのように株数は多くないが、2か所合わせて20株くらいは確認できる。野草図鑑によると「雑木林の中やその周辺で日の強すぎない北側の斜面に生える」と記されている。まさにこの場はこの条件を満たしている。同様環境の他の場所で探すも未だに確認できず。よってこの場のキツネノカミソリは貴重な存在であろう。いつまでも生き残ってほしいものだ。今日はそんなキツネノカミソリ、そして帰り道で立ち寄った木戸公園の池に咲いたヒツジグサをUPする。

もう一枚キツネノカミソリ

木戸公園の池に咲いたヒツジグサ(スイレン科)


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早乙女花や仙人草が咲きはじめた

2023年07月13日 | デジカメ散歩日記

ヘクソカズラ(別名:早乙女花)アカネ科/つる性多年草

空は雨雲に覆われているが時折雲間から薄日がもれる。そんななか「川岸コース」を歩いた。まず目についたのは草木に絡まって蔓を延ばし白色で中心が赤い小花を咲かせたヘクソカズラである。葉などをつぶすと、強い悪臭を放つから「屁糞かずら」(ヘクソカズラ)という可哀想な名がついたらしいが、花形が早乙女の笠に似ているから「早乙女花」とか、中心の赤い部分が灸に見えるから「灸花」(ヤイヤイトバナ)との別名もある。そんなヘクソカズラ、別名「早乙女花」を今日の一枚とする。そして、数多くカメラに収めて帰った野草たちのうち、咲きはじめた仙人草、美しい立派な花を咲かせたヒルガオ、あちこちで見かけたツユクサ、おもしろい形をしたキカラスウリの花を以下にUPする。

咲きはじめた仙人草(キンポウゲ科/木質つる性植物)

立派な美しい花 ヒルガオ

ツユクサ

キカラスウリの花


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ヤブコウジの花やネジバナそしてオトギリソウも

2023年07月11日 | デジカメ散歩日記

ヤブコウジ(常緑小低木)の花

またもや週末に大雨が降り、県内のあちこちで河川の氾濫や土砂崩れなど発生した。昨日も一日中雨が降ったり止んだりを繰り返した。今日は一転し朝から晴れ間が見えるも、遠くには黒い雲も見える。そんななか山地の集落・岩杖地区へ向かい周辺を散策した。集落にさしかったところでネジバナが数株咲いているのを見かけたほか、ヤブカンゾウやコマツナギを見かけカメラに収めた。さらに奥地へとすすみオトギリソウを見かけたのに続いて、林の下で小さな可憐な花を咲かせたヤブコウジを見かけた。このヤブコウジはやがて実をつけ晩秋頃に赤く熟す。この「赤い実」が花の少ない時期に長きにわたり楽しませてくれる。そんなヤブコウジの花を今日の一枚とし、以下にネジバナ、オトギリソウ、ヤブカンゾウなどをUPする。

ネジバナ(ラン科)

オトギリソウ

ヤブカンゾウ(ユリ科/ワスレナグサ属)

ヤブカンゾウの群生

コマツナギ(マメ科)


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早くも咲きはじめた八丁のコオニユリ

2023年07月04日 | デジカメ散歩日記

早くも咲きはじめた八丁のコオニユリ

先週末、梅雨末期を思わせるほどの大雨が降った。この大雨により県内のあちこちで河川の氾濫などで被害が続出、山口市内では死者も出た。それが嘘であったかのように今日は朝から晴れ間が見えている。そんななかカメラ持って「八丁峠」方面に車を走らせていると山の斜面で黄赤色のの花を一輪ほど咲かせたコオニユリの姿を見かけた。図鑑によると「日当たりの良い湿り気の4ある山地に生える」とされている。家々の庭先や田圃の畦などで咲くオニユリのように珠芽(ムカゴ)はつかず花の数も少なく、形も少し小さ目であめ。そんなコオニユリを今日の一枚とし、峠周辺で撮ったオカトラノオやヤマジノホトトギス、ウツボグサなどを以下にUPする。

オカトラノオ(サクラソウ科)

もう一枚オカトラノオ

ヤマジノホトトギス(ユリ科)

ウツボグサ(シソ科)


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