2012年4月19日の新聞全紙に、日銀元総裁の三重野氏の死去の記事が載った。この三重野氏の顔や名前を思い出したいという人物がいるとしたら、余程バブル崩壊で良い思いをした人物に違いない。
現日銀の白川総裁は「この上のない損失」といういつもながらの社交辞令を公表している。こういう書き方というのはある意味、文例集があって事務方のその文例集に基づいて公表したと言うものである。
この三重野元総裁というのは、実のところバブル崩壊後その経済の深刻さが分からず長期デフレを招いたと言うことで、実のところ「石もて追われた」人物である。
当時言われたのは、この三重野元総裁というのは満員電車に乗ったこともなく、市中で食料品なども買ったことがない人物として揶揄されていた。

バブル(1989年頃)潰して有名になって「平成の鬼平」の異名を取った三重野康総裁(1989年12月17日 - 1994年12月16日)は、満員電車で通勤したこともなく、スーパーで買い物をしたこともない人物だった。(「平成の鬼平三重野康日銀総裁は日本経済を滅ぼしたのか」、「世界デフレは三度来る」竹森俊平・講談社・2006年4月)
要するに机上の数字だけを見て、庶民感覚も国民経済も全く分からない人物と言うことである。
以前のエントリーではこんなことを書いていた。
マイナス成長の中で高給を食む「通貨の番人」達
http://pub.ne.jp/Indianinkworld/?entry_id=1590797
「かって、日銀マンを評して大蔵官僚は『御殿女中』と揶揄していた。
それは、常に浮世離れして、日銀の中でしか通用しない訳の分からない数値を並べ立てて、まくし立てるからだ。事実、過日日銀の講演を聴いたことがあった。
その時、株価の図の様な為替変動の図などを示しながら、現状分析も将来の目算もない単なる数字遊びに堕していたことは記憶に未だに新しいものがある。」
この日銀の講演会を聞いたのはバブル崩壊後の不景気の時であった。そこでどうしたら景気が良くなるのかという意味合いで日銀マンを呼んで見たはず。しかし、その目算は全く外れ単なる数字の羅列だけで無く、その後の経済見通しさえ全く分からない有様だった。
「「『信念の人』だった。最後の利上げをしたとき、『もう1回上げたら、橋本さん(当時の橋本龍太郎蔵相)に叱られるなあ』と漏らしていたが、バブルを退治しなければならないと堅く信じていた」。日銀OBで、国際会議の担当職員として三重野総裁と接したクレディ・スイス証券の白川浩道チーフエコノミスト(51)は、こう振り返る。」 (産経新聞Web)
政治も金融も結果論である。この三重野元総裁というのは実際の景気判断が出来ずバブル潰しのキズを大きくしたと言われている。
それは確かにそうだが、この三重野総裁より不動産融資規制の「総量規制」を行った橋本元蔵相のほうが責任が重いだろう。
なぜなら、利上げや利下げとは関係なく金融機関は否応もなく不動産に融資をしなかったのであるから実のところは責任転嫁を日銀にしている。
バブル経済のハードランディングは今や禁句どころか、してはいけないと言うことは通説になっている。
従って、その後の米国や中国バブルではバブルのソフトランディングに躍起になったというのは見ての通り。
このバブルの時に「バブル経済のハードランディング」を強く主張したのは、左翼系の朝日、毎日だけでなく全紙がそうであった。
それでこのバブルで困ったとか、良くなかったという人の意見というのはあまり聞かない。
ハードランディングを強く主張した新聞、テレビも過大な広告費が入って大もうけしたはずだ。
ところが儲からなかったところがある。
それは、政府官僚と東大などの御用学者、受信料で運営するNHK。
そして、気にくわなかったのは資本を買われた米国。(バブル崩壊で実は大儲けした。)
考えてみれば今のTPP参加賛成とか、消費税増税推進とかと言うのも今新聞全紙が主張している。
こういう事を奇妙に思わないと思うのならやはりニュースを見る目がないと思わなくてはならない。
だから、「バブル経済のハードランディング」を主導したのは実は官僚だったと言うことである。しかも日本という国を揺るがす大事件だったのに「総量規制」という銀行局長の「通達」だったという問題点につきる。
しかも、当時の銀行局長は勇退後(天下り)バブルの結果が明らかになっても最後まで「総量規制」は正しかったと譲らなかった。
日経新聞は、このバブル経済のハードランディングを主張し、「総量規制」の維持に腐心していた。しかし、バブル崩壊の政策が経済の失敗と分かると一斉に白を切るどころか加藤寛氏の様にハードランディングは間違っていると言った
過去のエントリーにはこんなものがあった。
社会主義国に回帰しようとする日本経済の惨状 その1
http://pub.ne.jp/Indianinkworld/?entry_id=1740326
「2008年10月26日付読売新聞朝刊13S一面に「市場大混乱・どう立ち向かう」(中)では、あの「加藤寛」氏がインタビューに応じている。
題して「内需主導で活路を探れ」内容は、http://blog.goo.ne.jp/ohmaelive/m/200810‥‥大前健一氏「ニュースのポイント」というWebサイトで主張する大前健一氏の意見と、瓜二つで今は総論としてそんなところしか思いつかないというのが誰でも思うことだ。
しかし、この加藤寛氏はかっての国鉄民営化に関しては功があったかも知れないが、その後のバブル経済に関しては「バブル潰し」に荷担した言動をしていた。
後に、自身は「バブル潰し」には反対していたと「嘘」を言っているのが白々しいものだ。
「バブル潰し」反対だったのは竹村健一氏のみだったことは、当時を知るものとしては記憶に新しいものではないだろうか。
早く言えば国鉄民営化で終わってしまった経済学者で、その後はその時の雰囲気で言動をすると言う人物だろう。」
日経新聞の様にバブル経済のハードランディングを主張し、その後中国景気に中国進出を勧め、今やTPPなどに前のめりになっている。
バブル経済のハードランディングは今や誤りであったし、中国への工場進出は中国バブル崩壊で危ういものになっている。それだけでなく賃金の高騰と工場労働者が集らず、それでいて撤退も出来ない。
撤退しようとすればどこからともなく高額な訴訟を起こされて(民事訴訟を起こされると出国出来ない)身ぐるみ剥がされると言うことが言われている。
日本の新聞というのは、こういう風に何かの目的を持ってバブル時代から国民の世論を誘導しているものだと言うことが分かる。
やはり西村幸祐 (著) 「『反日』の構造」を読むまでもなく、マトリックスとしての日本というのがよく分かるものである。

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