キング・オブ・キングス EPISODE 1:皇帝誕生
キング・オブ・キングス EPISODE 2:帝国の崩壊2002年
こんなDVDを見た。
Napoleonの生涯をイタリア戦線くらいから始まっているので、ナポレオンの歴史を知らないと面食らってしまう。
戦闘シーンが終わると直ぐに、ジョゼフィーヌ(ド・ボアルネ)の不倫シーン。
ジョゼフィーヌは、名前に「ド」がついているように、元アンシャンレジーム時代の貴族出身。
もともと、テルミドール(Thermidor)の聖女と言われる「タリアン夫人(テレーズ・カバリュス侯爵夫人)」のサロンにいた人物である。
総裁政府のバラスの愛人であったことで分かるように、高級娼婦である。
ナポレオンの伝記を見るとき、何故ジョゼフィーヌという女性が出てくるのかという疑問がある。
それは、ジョゼフィーヌが愛人のバラスに推薦して、さえないナポレオンをイタリア遠征軍司令官してもらったということに尽きる。
当時、ドイツ、イタリア(オーストリア勢力範囲)の各方面軍もぱっとせず、何も期待はしていなかったのではないか。
女性‥超高級娼婦が絡んで皇帝になったのは、ナポレオン3世も‥‥この場合資金援助。
DVDはドンドン進み、戦闘シーンばかりであるがあれれ‥‥‥

DVDでは、タレーランやフーシェ(警察大臣)の服装が時代を追ってゆくごとに豪華になり、軍隊の構成の副官などか若くなるというのは中々良く表現している。
昔、雑誌「プレジデント」にナポレオンは、全ての軍隊の指揮を自分が執り他人に任せなかった。方面軍などを作らず、責任を任せなかった‥‥これが原因で敗北したなどと書かれていた。伝令が半日もかかる広範囲では作戦が上手くゆかない。
しかし、このことはナポレオン3世時代普仏戦争での、ウージェニー皇后(19世紀ヨーロッパを代表する美女)による電報による作戦指揮のことではあるまいか。
実際は、‥‥‥‥
以下つづく