1月19日に公開された映画、山田洋次監督製作の「東京家族」を、見てきました。
作品は、瀬戸内海に浮かぶ、広島県豊田郡大崎上島町に住む年老いた両親夫婦が、
東京に住む3人の子どもたちの家庭を訪ねて、お互いの絆を確かめあう物語です。
1953年に公開された小津安二郎監督の不朽の名作、「東京物語」をモチーフにした
作品、とも言われていますが、どうして、どうして、現在でも観るものに大きな感動を与えて
くれました。
作品の内容は、「見てのお楽しみ」として省略しますが、東京物語が笠 知衆、東山千栄子、
原 節子、主演だったのに対して、この「家族」の方は、橋爪 功、吉行和子ら4家族8人の
主演です。
小津作品の「東京物語」は、私の記憶からは遠ざかっているのですが、この作品は、現代の
家族と言うものについて、いろいろと訴え、考えさせてくれました。
両親夫婦、長男夫婦、長女夫婦、そして、これから新しい家庭を築こうとしている二男。
どの家庭の考えにも、もっともなところがあり、一定の理解ができました。
山田洋次監督の素晴らしさを再認識しました。
とにかく、一度、見てください。シニア、1,000は安い映画でした。