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"四季折々 この一枚″

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東海道・秋の遠州路(3)城下町「掛川」

2015年11月09日 14時22分10秒 | 画像

外観3層、内部4階建ての天守閣を持つ「掛川城天守閣」です。

掛川の街は、新幹線の駅がでできてから、ずいぶんと変わりました。

観光都市らしくなってきたということです。

駅を降りたらすぐに、そう感じました。

JR東海道線の駅から北へ徒歩で約10分、掛川城の城郭に至ります。

城までの道も城下町らしい雰囲気を漂わせています。

掛川は、東海の街道筋にあり、古くから覇権の争奪戦が繰り広げられてきた土地です。

今川家の支配下から織田、徳川と渡り、豊臣の時代に入って山内一豊が入城、
掛川を治めました。

天守閣は、その山内一豊が築いたといわれています。

ところが、1854年、安政の東海大地震で損壊、明治2年、廃城となりました。

1994年(平成6年)、市民らの希望もあって、掛川城は140年ぶりに
「東海の名城」として復元されました。

お城の天守閣は木造建築だそうです。

日本の100名城の42番目に入っている、といわれています。

お城の北側に、城郭とは違った珍しい「ステンドグラス美術館」がありました。

内部には、掛川市の開業医、鈴木政昭氏が40年余りもかけて収集、
掛川市に寄贈されたステンドグラスが展示されています。

コレクションは、主として19世紀のイギリスとフランスで制作された
古典的な作品が多い、と説明パンフレットに書いてありました。

それほど大きな美術館ではありませんが、こじんまりとしており、
日本のお城の中の美術館としては、なんとなく優雅な感じを受けました。

                                                      (つづく)