「矢切の渡し」
葛飾「柴又帝釈天」から徒歩で10分足らず。
帝釈天の北側の道を東へ歩くと、江戸川の堤に出ます。
堤に上がれば「矢切の渡し」は、もう、目の前、柴又公園の先です。
「渡し」のかかる江戸川は、利根川水系の分流で茨城、千葉、埼玉の各県と
東京都を流れる 全長 59.5kmの一級河川です。
葛飾柴又と対岸の千葉県松戸市矢切の間に残る、この「渡し」は、
寛永8年(1631)、幕府が、関東代官を管理者としてはじめましたが、
今は私営の「観光渡し」となっています。
運航期間はきめられており、いつでも乗れるというものではありません。
柴又側の渡船場も看板がはげていました。
「見すてないでね・・・・ ついておいでよ・・・・
北風が 泣いて吹く 矢切の渡し・・・・ 」
この日も強い風が吹いていました。砂塵が舞い上がっていました。
しかし、それは、北風ではなく、南からの風でした。
歌碑もありましたが、木陰で字も黒く、光線も悪く、よく読めませんでした。
大ヒットをした演歌、「矢切の渡し」ですが、
現地は、何か、もの悲しい雰囲気が漂い、早々に立ち去りました。
(写真は、2014年5月12日 11時過ぎに撮影しました)
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