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"四季折々 この一枚″

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レトロビルを歩く(大阪.北浜)

2013年04月15日 11時26分56秒 | 画像

大阪の北浜から船場周辺には、近代的なビルの合い間に、
レトロなビルが数多く残っています。

今回は、その一つ「新井ビル」をご紹介しましょう。

中央区今橋2丁目、堺筋を北浜交差点から少し南に下がった西側、
堺筋に面して、その「新井ビル」はあります。

鉄筋コンクリート造り、4階建て。
正面は左右対称に建てられており、左側は、現在1~2階で営業をしている
洋菓子店「五感」の入口。
右側は3~4階の事務所やギャラリーの入口になっています。

建てられたのは、1922年(大正11年)。
皇居の二重橋や奈良ホテルなどをを設計した河合浩蔵氏。
旧報徳銀行大阪支店として建てられたといいます。

2階がティールームになっており、いかにも、かっては、銀行だった造りです。

1階は、洋菓子やスイーツが並んで、2階の天井までが吹き抜けになっています。

旧報徳銀行は1927年の金融恐慌で倒産。

ビルは、1932年(昭和7年)、現オーナーの新井真一氏の先々代が買い取り、
証券会社として利用していたといいます。

現在の洋菓子店は、2005年から、五感北浜本店としてオープンしているそうです。

建物は、国指定登録有形文化財になっています。