このところ、なぜか「宿場」づいている。それは、年齢をとってきて古い物が懐かしいのか。
それとも、郷愁を覚えるからか。いや、健康のための運動の意味からも、昔の宿場を歩くのが適当な
運動になるからかもしれない。
今回は、東海道と中山道の合流地点、滋賀県草津市の草津宿を訪ねた。
草津市内を流れれていた「旧草津川」。昔は、天井川で、中山道を西へ辿った人は、この川わたると
草津宿に入った。
川の西側に「道標」が建っている。
右は東海道で伊勢へ通じる。左は中山道で美濃路へ向かう。
上の道標から旧草津川を東へ越えた覚善寺というお寺の門前には上のような「道標」が
建っていた。
草津の宿場、約1.3キロには、大名らが止まる「本陣」が2軒、脇本陣が2軒、旅籠が72軒もあったという。
下の写真は、草津宿本陣の一つであった「田中七左衛門本陣」で、昭和24年に国の史跡に指定され、
現在も東海道随一の本陣として保存されている。
(つづく)