新年度を迎えて、いろいろと考えることがある。我が身の至らぬことの多さに反省することもしばしばである。
時に学生から励まされることもある。北海学園大学工学部の2014年度版学部案内をパラパラとめくっていたら、在学生からのメッセージが目に留まる:「微生物学は、黒板をキャンバスのように全体に絵を描きながら解説してくれるダイナミックな講義で、先生の研究の話がすごく興味深かった」。新設の生命工学科にて、1年生向けの講義『微生物学』を担当させていただいている。ポワーポイントを使用した講義がトレンドなのだが、敢えて黒板を『知の小宇宙』として最大限活用する講義を行っている。まだまだ改善点が多いのだが、知的好奇心を深めるような講義を目指していきたい。
研究面では、努力すべき点も多々あるが、うまく展開できるいるという自負はある。寒冷圏の物質循環に関わる微生物の生理生態研究に関して、不断の努力を重ねていく。自然環境を見つめ、微生物研究を通して地球環境を考えていく姿勢を崩さずに、ゲノムから生態系レベルまでダイナミックに研究を推進していく。
ここ札幌のキャンパス。雪解けの土からは、ふきのとうが顔を出し始めた。
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