正直なところ、「憩いのお店」に通い続けているのには、理由があります。銘菓「ウキチ」に出会いたいがためです。
私の推測では、「ウキチ」は季節限定販売の和菓子で、冬に登場するのではないでしょうか?
今、その季節を迎えています。まだか、まだかと待ちわびていたお菓子。
「ウキチ」。それは、中谷宇吉郎(1900.7.4~1962.4.11)にちなんだお菓子なのですが、店内には見当たりません。だいぶ躊躇したのですが、店長さんに聞いてみることにしました。
「ウキチ、ありますか?」
「えっ?そんなお菓子はないんですが、、、。入社して以来、ウキチというお菓子は聞いたことがありません」
「中谷宇吉郎にちなんだお菓子らしいのですが、、、」
「それでは、調べてみます!」
このお菓子、どうやら現在は作ってないらしい。幻の銘菓になってしまいました。こうなると、何とか「ウキチ」に出会いたい、そんな気持ちがますます強くなってきます。店長さん、お願いです。「ウキチ」をリバイバルさせて下さい!
中谷宇吉郎は世界初の人工雪の制作(1936)に成功し、その功績がベースとなって低温科学研究所が誕生しました(1941)。
1940年に書かれた『中谷宇吉郎の低温室だより』には、こんなくだりがあります。
「今の低温室は、八畳間くらいに大きさである。それが主室で、それにその半分の大きさの副室がついている。主室の方は零下五十五度までの任意の温度に保てるようになっているが、副室の方は零下三十度までである。
(中略)
そこには五段くらい狭い棚が作りつけてあって、いろいろな細菌を入れた試験管がずらりと並んでいる。結核菌だの、コレラ菌だのというありがたくないものが顔を揃えているので、初めは少し気味悪かったが、慣れてしまえばあまり苦にもならない。これらはもちろん医学部の方の仕事である。」
66年後の今は、病原菌のかわりに南極にすんでいる藻類やバクテリアにおきかわっています。
『中谷宇吉郎の低温室だより』はこんな文章で結ばれています。
「まだ完成もしない研究のことを、むやみと広告ばかりしているようになって、少々気恥ずかしい思いもする。一年も経って、このうちのどれもが立ち枯れになってしまったら、その方がもっと滑稽な昔語りになることであろう。」
なるほど。この言葉を肝に銘じながら、私の『低温研便り』(ブログ)をアップしていこうと思います。
福井様は平成元年夏、ヨーロッパ旅行でご一緒した福井様でしょうか?私は、当時夫婦で参加した奈良在住の太田と申します。あれから各地を転勤し、先年退職して奈良へ帰り、資料を整理していて福井様のお名前を見つけ、気まぐれにネット検索しましたらお名前がヒットしました。
お人違いでしたらお詫び申し上げます。
今でも懐かしく思い出される初めての海外旅行でした。
福井です。お久しぶりです。四半世紀ぶりですね。
お元気でいらっしゃいますか?
機会がありましたら、札幌にもいらしてください。歓迎いたします。
今後は、下記メールアドレスのご連絡いただけると幸いです。
my-fukui@db3.so-net.ne.jp
今後ともよろしくお願いいたします。
覚えてくださっていたのですね。
嬉しいです。
私もメールアドレスを先にお伝えしたのと変更して
また後日メールさせていただきます。
ありがとうございます。