低温研の樹々はすっかり色付いたでしょうか?
そんなことが気になるのも、札幌の地を離れて外国に滞在しているせいでしょうか?
英国滞在中に、前の大学の研究室の卒業生Aさんからメールを頂きました。
卒業後、ある会社に勤務したのですが、つい最近転職したとのこと。新しい会社の選択には、研究室で学んだことや当時出会った人たちからの影響が大きく作用しているとのことです。
卒業後Aさんとは音信不通になりました。そして、私の低温研への赴任が重なり、私としてもAさんのその後がずうっと気になっていました。
思いがけず、Aさんからメールを頂けたのも、ブログを書き綴っていたからです。
卒業生にとっては、卒業後気楽に立ち寄れる研究室が無くなった訳ですから、申し訳ない気持ちでいっぱいです。先週も、先々週も札幌に地に卒業生が訪ねてくれました。とても嬉しいことです。
私のブログは実名で綴っていますので、内容そのものは大変気を遣います。当研究室への受験生向けの情報提供が主目的なのですが、何をどこまで書くべきか、いつも迷いながらエントリーをアップしています。一方で、このブログは卒業生への近況報告としての役割を果たしているようです。
幸いにも、「福井学」でネット検索をかけると、このブログが一番にヒットします。
卒業生とって、私の研究室に滞在する数年間は人生の通過点かもしれません。しかし、後で振り返った時、彼らがかけがえのない時を過ごしたと思えるような研究室に育てて行きたいと思います。
Aさん、今度は札幌の研究室にも気楽に足を運んでくださいね。
福井 学
オックスフォードにて
ふくいせんせいのブログは、ひそかにたくさんの縁者ほか人びとに読まれていて、勇気を与えたり、父性?や楽しさを感じさせているのではないでしょうか。
ご多忙のようですが、これからもどうか続けてくださいね。
しかしいつも、研究の必要性とはいえ清涼、寒冷な国や都市に縁がおありでいいですね。 東京は室内では依然と半袖の日もあり、寒いところが体質的に合う私には、過酷なところです。
コメントありがとうございます。
そして、お返事が遅れてすみません。
無事、札幌に戻って参りました。
「父性」の件、恥ずかしいような気がしますが、いつも励ましていただき、ありがとうございます。
札幌は、四季折々楽しめる場所です。おいでの際は、研究室にもお立ち寄りください。