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家にいてもすることがないおじさんは考えました。このままではボケる。そうだ!好きなミステリーを英語で読もう!英語力???

投稿日現在、Kindle版無料! Blood Ties by Lori Armstrong

2018-11-03 11:29:33 | 読書感想

Julie Collinsは14歳の時、泥酔していた男が起こした交通事故で母親を亡くす。運転していた男がネイティブアメリカンだったことから父親は彼らネイティブアメリカンを嫌悪するようになる。しかし、父親はネイティブアメリカンの女性と浮気して、Ben Standing Elkという息子を認知していた。19歳になったBenが初めて父親の彼を訪ねて来た時、認知したことで息子との関係は終わったと思っていた父親は冷酷な態度で彼をあしらうが、JulieはBenと兄妹の絆を深く築いていく。

3年前、喉を切られたBenの死体がBear Butte峡谷で発見される。ネイティブアメリカンに対する差別意識がある地域で捜査が進まないことを懸念したJulieは、将来を約束された仕事を投げうってSouth Dakota に戻り、自ら犯人を突き止めようと保安官事務所の秘書の仕事に就く。公開されていないBenに関する捜査資料を密かに盗み見ることができると信じて…そして今、何の手がかりを得ることがなく時が過ぎて事件は迷宮入りとなる。ネイティブアメリカンが殺されたことに対する人々の無関心に彼女は苛立ち、怒り、絶望感から彼女はテキーラ、タバコ、そして男遊びを彼女の生活のサイクルとする。しかし、Benに対する想いは忘れることはなかった。

そんな時、喉を切られた16際の若い女性の死体が峡谷で発見されたという報告が保安官のもとに来る。JulieはBenと同じ手口で殺されたこの事件が彼の事件と関連しているかもしれないと思い興奮する。彼女は保安官にこの事件と併せてBenの事件も再捜査するよう要求するが、保安官はすでにBenの事件は完璧な捜査の上迷宮入りになったとして拒否する。そして彼女がこの事件について探偵まがいのことをして捜査に介入してくるなら、彼女を直ちに無給の停職処分とすると警告する。

保安官の態度に苛立ち、怒りを感じながら帰宅した彼女は、彼女を待ち受けていた、幼なじみのKevin Wells  と出会う。彼はこの小さな町で探偵事務所を開いていて、彼女は彼の要請でときどき彼の仕事を手伝っていた。保安官はそのことに不満だが、仕事を辞めるよう要求することはなかった。

Kevinは 彼が峡谷で発見された少女の行方を突き止める仕事を依頼されていたと話す。そして彼は、殺された少女は彼女とKevinの2つ年上の高校の先輩Shelleyの娘Samanthaであると話し、彼女にこの事件の調査に加わるよう要求する。少女が殺されたことで調査は終わったのではと考える彼女に、Kevinは明日、依頼人に一緒に会うよう言い、その時に理由が分かると彼女に説明する。

翌日、Kevinの事務所で彼女は依頼人と会う。依頼人はSamanthaの恋人で大学生のDavid,彼の父親は皆から嫌われている傷害事件専門の弁護士Charles LaChance。依頼人の若さに戸惑う彼女は、彼が話すSamanthaが直面していた事実にショックを受ける。2か月前、その事実を発見した彼女は衝撃を受け彼に電話し、大学から会いに戻った彼は動転した彼女を鎮めることができなかった。そして2週間前、彼女は家出して、その後、死体で発見されるまで何処にいたかわからなかった。Davidは、彼女が行方不明になる直前彼女と電話で話すが、その時、彼女は今までと違って落ち着いていたと話し、何が彼女に変化をもたらしたのか知りたいと彼らに話す。DavidからSamanthaの苦悩している問題を知らされたJulieは彼女自身が直面している問題との類似性を感じ、彼女に親近感を持つ。そして、我々の調査は犯人探しではなく、彼女がどこで何をしていたかを突き止めることだというKevinの説得を無視し、殺された彼女の無念を想い、犯人を突き止めようと事件に深入りしていく。

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満身創痍のヒロイン、手がかりを求めて容疑者と疑われる相手に心ではビビリながらも真相をつかみたいという欲求に勝てず単身乗り込んでいく。何かの場合、相棒のKevinが助けに現れることを期待して。そこで相手から無茶苦茶に殴られる、しかしめげずに捜査を続けるタフさにビックリ。

酒とタバコ、そして男と遊ぶ、弟の仇を討つという割に猥雑な生活を送っているなと思い、最初、このヒロイン好きでなかったが物語が進むにつれ彼女の芯にある信念、強さに惹かれていき、読み終わった後は次の物語を読みたくなった。とてもユニークなキャラクターで魅力的だった。

E-book(Kindle版)★★★ 373ページ 2005年出版 無料(2017年購入)



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