FBIのRuth Warneckiは趣味の宝探しを洞窟の中で行っているとき、事故に会い意識を失うが、地元のシェリフのDixon Noble に森の中で記憶喪失で倒れているところを救出される。
その夜、記憶が戻らないままシェリフの家に泊まっている Ruthは二人組みに襲撃されるが、事前に気づいたRuthによって襲撃は失敗し、逃げるふたりは逃走の途中で警官の銃撃で死亡する。
Dixonの身元照会によって、FBI仲間のDillon SavichとLacey SherlockがRuthに会いに来たことによって、Ruthは記憶を取り戻す。そして、Ruthは記憶を失った場所の洞窟に彼らを案内するが、そこには近くの音楽学校に通う女子学生の死体があった。
DixonとRuthは犯人を捜すべく聞き込みを開始する。
一方、SavichとSherlockはMoses Graceと称する老人とClaudiaという若い娘の二人組みから 執拗に命を狙われる。あるときは爆弾で、あるときは銃撃、あるときは愛用のポルシェに爆弾をしかけられ・・・、
MosesがSavichにかけてくる携帯電話を逆探知して彼らの居場所を突き止めようとするが、Mosesもそれを知っているようで、いつも逃げられてしまう。
Savichは自分が過去に関わった事件を再調査してMosesと事件とのつながりを調べていくのだが・・・
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初めて読んだ作家だったけど、展開が面白くて最後までいいペースで読みきった。ミステリの展開としては ひねりがなく、昔テレビで放映していたFBIという番組を思い出した。Savichを中心としてFBI仲間が一体となって犯人の手がかりを調べていって 最後は犯人を突き止める。
キャラクターとして気に入ったのは 記憶喪失になっても全然動じないRuth。居候しているシェリフのDixonとおたがい好意を持ち始めたようだけど どうなるのか?
シリーズものらしいので 他の作品でのRuthの活躍を読みたくなった。