殺人課刑事のAlex Crossは マフィアが縄張りを広げるのに邪魔な中国人の組織のボスを殺すために殺し屋を送り込むという情報を得て 同僚で友人のJohnと一緒に中国人ボスの事務所の前に張り込む。
Michael Sullivanという名の殺し屋は 外科用のメスを持ち歩き、殺した人物を切り刻むことからButcherと呼ばれていた。Butcherは 彼らの目の前でボディガードに守られていたボスを銃殺することに成功する。呆然としているAlexに向かって彼はお辞儀をして姿をくらます。そして 翌日Buthcerは なぜか、Alexの自宅に侵入するが 子供のオムツを替えている彼に対して 危害を加えることもなくお辞儀して去る。
殺し屋に 自宅に侵入されたという異常な事態に不安を感じたAlexはパトカーを自宅前に配備してもらい 妻Mariaを迎えに行くが 彼女は何者かに銃撃され Alexの腕の中で死んでいく。
Alexは Buthcerの仕業と考えるが 彼にはアリバイがあった。Alexは犯人を必死に捜査するが 誰が彼女を殺したかはわからなかった。
やがて、警察からFBIに移ったAlexは ある強盗事件を銃撃戦の後、解決して帰ったとき、母親のNanaからMariaが殺された今、彼が死んだら子供たちはどうするのだと詰問される。彼はFBIをやめて精神科医として再出発することを決意する。
ある日、Alexは友人のJohnを通じて性犯罪課のAnton刑事から連続強姦魔の被害者に会って 犯人についての情報を聞き出して欲しいという依頼を受ける。被害者は 犯人から強烈な脅しを受けており、犯人についての供述を拒否していた
この犯人は Butcherだった。彼は 殺人の依頼を受けた前後に 自分の精神の高揚を沈めるためにレイプを実行していた。
そして、 警察に通報した被害者を殺した写真を見せて被害者の口封じをおこなっていた。
Alexは渋る被害者たちに犯人の特徴などは教えてくれなくとも良いから 口封じの手口を話して欲しいと説得する。そして 彼女たちから 犯人は自分が殺した女性たちの写真を見せ、その殺しに使ったという外科用のメスで彼女たちを脅していたことが分かる。
Alexは 過去の未解決のレイプ事件ファイルを調べていくが その中に殺された妻Mariaの名前を発見する。彼の妻は レイプの被害者から犯人の特徴を聞きだしていた。そして その翌日、彼の妻は殺された。その調書には レイプ犯は 白人であり、犯行のあと 被害者にお辞儀をして去っていったと書いてあった。Alexはレイプ犯がButcherであり、妻の死となんらかの関係があることを確信する。
彼は Butcherを捕まえることに命をかけることを誓う。
***感想****
うーん、あまりおもしろくなかった。
AlexとButcherの話が交互に出てくるのだけど 章が細切れ過ぎて話のテンポがいまいちだった。
また、妻を殺されたのだから、しゃかりきになって手がかりを探すのかと思うと 子供のことを考えて犯人探しをあきらめていたり。
もっと、犯人探しへの執念が見たかった。
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